「現場の知恵」を蓄積・活用する「考動知図」

「現場の知恵」を積上・活用する「考動知図」(こう・どう・ち・ず))

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成長

「失敗してはいけない」意識の結末

図解:「失敗してはいけない」意識の結末

会社内に「失敗をしてはいけない」
と言う文化はありませんか?

失敗は悪、必ず成功するべき!..
と、されたらどうなるでしょうか?

一度も、失敗しないでできることはあるのでしょうか?

今日のように変化の激しい時代では、
できることをやっているだけでは現状維持が精一杯です。

新しいことに挑戦していかないと遅れをとり競争に負けます。

でも、上に立つ人が失敗の意義を理解していないと...
上手くいって当たり前と思っていると..

失敗すると激しく叱る・不利益を与えるとなります。

失敗したら..
 ・減点
 ・降格
 ・減給
 ・叱責
これでは..

失敗しない行動だけをするとか、
失敗を隠す..
言われたことを、ほどほどにこなす
と言うような行動となり、
組織の力を失わせます。

新しい挑戦には失敗はつきものです。

失敗は、「このやり方では上手くいかなかった」という発見です。
そして、その時点で一歩前進です。
誰でも失敗します。失敗から学びます。
「失敗が悪」とされたらどうでしょうか?

「できない部下」の悪しきレッテルをはって
悪循環に落ちっていませんか?

失敗から学び、「現場の知恵」を蓄積して
 ・個人の成長
 ・組織力の向上
を目指しましょう。

「学び」を促進する経験

図解:「学び」を促進する経験

仕事では、自分を成長させるチャンスに出会います。

でも、そのチャンスは
 ・困ったこと
 ・悩むこと
 ・大変なこと
 ・苦しいこと

という面を持っています。

そのチャンスを整理すると
●初めての仕事
  まったく未経験で知識もない
  自分の知らなかった世界が広がります
  → 知識を吸収するチャンス

●不慣れな仕事
  慣れない仕事では、誰もが苦労します
  ぶつかって、つまずくことが未来につながります
  → 習熟度を高める伸びしろがあるということです

●失敗・トラブル・クレーム
  自分が気がつか無かった点を指摘してもらえます
  誰でも、どこにでもあります逃げずに向き合いましょう
  → 問題の解決への思考体験を積めます

●高い責任への就任
  抜擢されて昇進したら現場から離れます
  人や仕事を管理する仕事は現場とは大違い
  → 仕事をそれまでと違う視点で捉えられます

●社会の変化
  社会の変化で、衰退する産業や職種、伸びる産業や職種が変化
  会社も自分もどんどん変化しないと生き残れません
  → 変化に対応する体験へ

●範囲を超えて働く
  今まで事務をやっていたのに営業もやることになったら..
  喜んで取り組んでみましょう、新しい自分が発見できます
  → 多様な体験を得られることは未来につながります

これらは、すべて自分と環境への挑戦です。

昨日と同じ事を今日やって、
今日と同じ事を明日もやる…

これでは成長しません。

成長には
 ・困ったこと
 ・悩むこと
 ・大変なこと
 ・苦しいこと
が必要です。

これらがふりかかってきたら
従来の思考方法や行動を見直すチャンスです。

新しいやり方を考える機会を得たのです