考えを「伝えて」、行動・成果を得る構造は7段階
●発信側の段階
1.発案: 考え・アイデアを思いつく
2.記号化: 言葉で表現する
3.発信: 相手に伝える
自分が望んでいることを、
上手く言葉で表現できないのが普通です。
その上、結果につながるアイデアか、否か?
その問題もあります。
ここから
口で言っていること ≠ 望んでいること
が生まれます。
●受信者の段階
4.受信: 見て・聞いて(聞く気があるか?)
5.解読: 理解する(理解力は?)
6.行動: 行動・実行する(やりたいか?)
受信者の意慾や力量が聞いて理解することに
大きく影響します。
行動する時に、発信者と受信者の関係が影響します。
好きな上司、信頼している上司からの指示なら、
頑張りますが..
嫌いな上司、信頼できない上司の指示なら、
叱られない程度に手を抜きます。
人間ですから。
●その結果
7.成果: 何らかの結果が出る
この7つの段階の全てのステップが「≒」なので、
結局、最初と最後が「1≠7」になります。
発信者が、頭に浮かんだ「思いつき」を話すだけでは..
期待通りの結果を得ることはでないのです。
ここで、問題が発生する条件を考えると
・社長の指示の内容が、成果につながらない指示だったら?
・社長の指示が、部下の力量を考慮した内容でなかったら?
・社長の指示の仕方が、部下に理解できるように表現されていなかったら?
・部下が社長の指示を、理解していなかったら?
・部下が社長の指示通りに、動きたくなかったら?
・部下が指示通りに動いても、手順が悪かったら?
・部下が指示通りに動いても、上手くやるコツを知らなかったら?
・会社に部下が指示通りに動いても、行動をバックアップするツールがなかったら?
・部下が何のためにその指示があるのか、理解していなかったら?
・部下が自分の前工程・後工程を理解していなかったら?
..
このように、問題が発生する要因はたくさんあります。
それを一方的に、すべて部下が悪いと言っても解決しません。
感情的になって行くだけです。
上手くいかなかったら!
一度、指示命令のどの部分に真の原因があるのか
考えませんか?
原因は1つとは限りません。
複数の原因が絡み合っていたり
全体的にレベルが低かったりと様々です。
もっとも問題なのは!
市場に弱いところに責任を押し付けて、そのまますることです。
そうなると、どんどん全体のレベルダウンにつながります。
一度、図解で構造を考えてみると
原因の可能性を冷静に見つめることができます。