「現場の知恵」を蓄積・活用する「考動知図」

「現場の知恵」を積上・活用する「考動知図」(こう・どう・ち・ず))

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これからの働き方

仕事への不満、すべての原因は会社にあるのか?

図解:仕事への不満、すべての原因は会社にあるのか?

仕事への不満、すべての原因は会社にあるのか?

会社員なら、誰でも会社や仕事に不満があります。
でも、そのすべての原因は会社にあるのでしょうか?

アメリカの心理学者のアブラハム・マズローの
「マズローの欲求5段階説」と比べて考えました。

■マズローの欲求5段階説

人間の欲求は5段階のピラミッドのように
構成されていて、低階層の欲求が充たされると、
より高次の階層の欲求を欲するというものです。

 1階層の「生理的欲求」
  生きていくための基本的・本能的な欲求
  生活のために働く

 2階層「安全欲求」
  安心した暮らしがしたい、安全を確保する要求
  安定した生活がしたい

 3階層「社会的欲求」
  会社、家族、国家などグループへ帰属したい欲求
  精神的な居場所が欲しい

 4階層「自尊の欲求」
  他者から認められたい、尊敬されたい欲求
  より高い評価をして欲しい

 5階層「自己実現欲求」
  自分の能力を引き出し創造的活動がしたいなどの欲求
  仕事を通して成長したい

優秀な人ほど、この欲求の段階を早く駆け上がります。

そうでない人は、途中の欲求で止まって
不満をくすぶらせています。

■不満の原因を分析する

不満の原因が会社にあるなら?
転職すれば解消できるはずです。

でも、違う会社でも同じような不満が湧きおこります。

不満の原因を2つの発生源から考えてみました。

 ●会社の課題
  1.生活のために働く
  2.安定した生活がしたい
  3.精神的な居場所が欲しい

  違う会社に移れば解消する場合があります。
  会社の文化、制度、構成員との関係などが
  大きく影響してきます。

 ●自分の課題
  4.より高い評価をして欲しい
  5.仕事を通して成長したい

  会社が悪いと言って、
  違う会社に移っても解決しません。

会社が悪いと言うだけでは解決できません。
欲求段階が上がれば、自分の問題が大きくなります。

■愚痴や不満が多い人は会社を悪者にする

飲み屋さんで酔って会社の悪口を言っている人がいます。
良く聴いてみると
 ・会社の文化の問題
 ・会社の仕組みの問題
この2つがほとんどです。

会社が悪い、上司が悪いと言いながら
自分の正当性を主張しています。

でも、その会社の文化・仕組みの中で成果を上げて
評価を得るために
 ・何をすべきか
 ・どう実力をつけるか
 ・回りの協力を得るか
という話は出てきません。

欲求の段階の高い場合は
 「自分を変える」ことが必要です。

愚痴や不満は自分を成長させる原動力です。
自分が何をしたいのか、
 ・どうなりたいのか
 ・そのために何をすべきか
しっかりと未来見据えて考えることが必要な時代になったと思います。

仕事の実力を決める8つの要素

図解:仕事の実力を決める8つの要素

以前、関係した会社で外国の大学を出てベンチャー企業を
立ち上げた人がいました。
その人は、周りの人が馬鹿に見えるのか?
自分の考えが一番正しいと考え、他の人の意見は聞きませんでした。

確かに、CPUとしての能力は高いのでしょうが...

企業に必要な能力には、いろいろな分野があります。

会社経営のすべてに精通して高い能力を
発揮できる人はどれだけいるでしょうか?

彼は、自分の知らない・経験の無い分野でも、
自分の考えが正しいと考えていたのだと思います。

確かに、CPUとしての高い性能を持った頭なら、
人が習得に10年かかることでも、
頭の良い彼なら3年で済むかもしれません。
どんな分野でも人より早く実力をつけることができると思います。

でも、会社を運営するすべてを、
自分ひとりでこなしていくことは難しいし効率も悪くなります。
何もやっていない分野ならゼロです。

でも、「自分の方が優秀だ..」と周りの意見を聞かなくなります。

結局は、そのベンチャーはあっというまに頓挫しました

誰もが、素質・能力・経験・実力が違うのです。

この体験から
「仕事の実力を決める8つの要素」の図解ができました。

一面だけ見て、仕事の優劣を判断することは危険です。
自分の判断基準は正しいのか?、常に考えることが大切です。

人の能力は、この8つの要素の総合力なのです。

1.人生の目的が違う
  人生の目的や目標が計画なら、一生懸命頑張れます。
  頑張れる意味がしっかりしていると辛抱できます。

2.受取る力が違う(パソコンでは入力装置)
  聞く力・読む力・感じる力...情報の収集能力が違う。
  相手の気持ちまで読み取れないと意味が無い...感じる力が弱いと不幸になる。

3.人脈が違う(パソコンではインターネット)
  人脈や協力者の広がりが違う。
  名刺交換した数ではない、個人としてどれだけの人が協力してくれるかが違う。

4.頭の性能が違う(パソコンでは演算装置(CPU))
  頭のよさ、スマートさ、本質的な頭のよさが違う。
  やっぱり、頭で考えられることしか行動できない。
  でも、頭が良いだけでは...

5.考える力が違う(パソコンではOSとアプリケーション)
  仕事を処理する能力、発想法、企画力...その訓練・経験が違う。
  これからは頭で、どう考え、どう表現し、どう実行していくか..考えることが差別化になる。

6.知識・経験が違う(パソコンでは外部記憶装置、データベース)
  体験から蓄積された情報の有無は大きい。
  考える・判断する材料、少ない材料で判断すると、より良いレベルの思考や判断ができない。
  知識・経験が少ない、誤った情報を持っていたら?

7.伝える力が違う(パソコンでは出力装置)
  伝える力・書く力・話す力....情報発信能力は重要となる。
  多くの人の協力を得られるためには、プレゼンテーション能力は必要です。

8.行動力が違う(パソコンでは運用)
  自由に行動できる体力や、積極的に動き回る行動力が重要。
  計画に沿って実行する気力・意思・やりきる力が重要。 

より良い仕事ができるように成長したいと考えたら
この8要素を磨いていくことです。

頭のCPUが低かったら知識・経験のデータベースを
充実させて行けば良いと思います。

これからは、社会人として40年以上働くことになります。
どんな仕事でも10年、20年と蓄積して行けば、
それなりのものがたまって行くはずです。

私は、仕事の現場で気づいたことを図解して蓄積してきました。
現在、たくさんの図解コンテンツがあります。
何かあったら、そこから選んで組合わせると
問題解決のストーリーを組立てる事ができます。

頭のCPUが低くても、コツコツやれば
誰でも・何でもできると思います。

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社会人をスタートする、最初の会社の、最初の研修は
若い人にとって「仕事って何!」に大きな影響を与える
大事な一歩だと思います。

研修で、
 ・どう仕事に取り組んだら良いのか?
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あなたの中のダイヤの原石を磨きあげる方法

図解:あなたの中のダイヤの原石を磨きあげる方法

あなたの中のダイヤの原石を磨きあげる方法

大きな会社には「追い出し部屋」があるそうです。
そこに移動させ精神的に追いこんで希望退職に応じさせる。
怖い時代です。

もう昔のように、一つの会社に定年まで
「勤めあげる」ということは難しい時代です。

■会社も社員も変化が求められる時代

社会は変化しているのですから
会社は、それに合わせて変化しないと生き残れません。
社員も、年齢・経験によって変化していきます。

商品は変化し、仕事の仕組みも変わります。

会社と社員の変化が対応していれば良いですが、
ミスマッチが必ず発生します。

そのミスマッチを無理して会社にぶら下がっても
自分の人生の無駄使いになってしまいます。

もったいない

■経験を「知恵」にして商品化しませんか!

あなたの経験はダイヤの原石です。
 ・解決した失敗
 ・克服した悩み
 ・教えて喜ばれたこと
 ・他人に褒めてもらったこと
これは誰にでもあります。

優秀な人は、
 ・たくさんのメモを書いていたり
 ・ノートを持っていたり
 ・頭に整理されて入っています
何か問題があると、そこから引出して使います。

でも、この状態だと自分で使えるだけです。
会社を変わったら、使えません。
赤提灯の武勇伝になってしまいます。

自分の経験をソリューション(問題解決手法)として
書き溜めると商品になります。

会社を越えた業界で、若い人に教えられます。

■商品が明確になると組合わせられます

自分に得意が商品になると、他の人の商品と組合わせ
出番を増やすことができます。
「○○を、応援してください」と声がかかります。
「○○だったら、任せて!」と自信を持って言えます。

一人でやっていると、弱い所で足きりされます。
その弱い所が上限になります。

定年退職した人の実例です。
大きな企業のマーケティング部長だった人が、
定年後にまったく声がかからなかったんです。
メールの返信など、マメな連絡ができなかったことと、
中小企業で大企業のマーケティングが使えるか??
明確に商品として打ち出せていなかったからです。
こちらから引出すとか、出番を作れば実力発揮できるのですが..
もったいないです。

自分の商品が明確になっていたら出番が増えます。

これからは、誰もが
 ・何ができますか?
 ・どんな成果を約束してくれますか?
 ・実績や裏付けはありますか?
と問われます。

会社員も自営業も同じです。

会社員は、期待する仕事ができなかったら退職勧告されます。
それは普通のことです。
社員が辞める権利があると同じレベルで辞めてもらう権利があります。

自営業なら仕事の声がかかりません。

変化する社会で、
出番を広げて
充実した人生を築く鍵は..

日頃の経験を「言葉にして」書き溜めることです。
書くことは考えること。
考えることで経験が使える「知恵」として残ります。

現場の経験が「知恵」として積み上がると
他の人と違う「強み」になり声がかかりやすくなります。

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図解できない4つの状態

図解:図解できない4つの状態

図解できない4つの状態

図解しようとパワーポイントに向かいます。
なんとなく、それらしい図解をしました...

でも、納得できません。

なぜでしょうか?
何が足りないのでしょうか?
どのようにしたら、
納得できる図解ができるのでしょうか?

実は..
図解できないと言うことは、
考えていることを
 ・具体化できない
 ・論理的に構成できない

ということです。

よく..
「文章なら簡単なんだけど、図解は難しい」
という人がいます。

文章が書ければ
それを図解するだけですから簡単です。
書いた文章を図解できないのは
日記のような思いつきを、思ったままに
書いているからです。

私は図解を、
「論説文のダイジェスト(要約)版」
と定義しています。
論説文が書ければ図解は簡単です。

ここから考えると

図解できない状態は、大きく分けて4つあります。

——————————————
1.疑問
——————————————
~するには、どうすべきか?

頭の中で、悩んでいるだけで
問題を明確にできていない状態です。

これが一番多い

考えていると言って、悩んでいるだけ
具体的な行動レベルに展開しないと意味が無いのです。

まずは頭に浮かぶ事を言葉にして書き出しましょう。
単語でも文章でもOKです。
それを見ながら、組合せを考えると
考えが深まっていきます。

——————————————
2.願望
——————————————
~なると嬉しいな!

どこまで、実現を望んでいるのでしょうか?

聞いてみると....
 ・未来の定義が曖昧だったり
 ・実現への意慾が低い
これだと、頭に浮かんでいるだけで
自分でも一生懸命になっていない状態です。
これだと、文章も図解も書けません。

どんな未来で、何を期待しているのか..
突き詰めて考えることが必要です。

——————————————
3.対応
—————————————–
会社が、~すべきだ!

私に責任はない、責任範囲外、分野が違う..
私の権限の範囲外..
でも、担当分野の人が「やるべき!」

文章も図解も、発信したら責任がきます。
自分で発信したことに責任が問われます。

自分はどんな役割を果たせるのか..
他人事では何もできません。

——————————————
4.漠然
—————————————–
~が問題だ ..『営業部の力不足だ..』

明快に分からない状態では図解できません。
図解したとしても、内容の陳腐さが露呈します。
相手に簡単に指摘されます。
大雑把な問題の指摘では対策が立てられません。

考えを深めて具体化しましょう。
頭の中だけで考えていては深まりません。
紙に書き出して考えましょう。

この4つの状態で、図解しようと...
 ・悩むだけ
 ・困るだけ
前に進みません。

できない理由がでてきます。
 ・○○が決まっていないから書けない
 ・○○の部分は、□□さんに聞かないと
というような、自分への言い訳をします。

図解できない原因の多くが、
対象を突き詰めて考えていないためです。

図解に必要な要素の洗い出しが
不完全な場合が一番多いのです。

「考えていない」より「図解できない」と
言う方が言い訳しやすいのです。

逆に言うと、この状態を抜け出さないと図解できないと
考えても良いと思います。

ただ対象の解決策を自分で決められないことが多いのも現実ですので、
一概に図解担当者の能力・努力不足と言えないところもあります。

図解するという行為は!
 ・期待する未来を頭に中に描きだし、紙に書き出すこと
 ・主体的にその実現に向けて行動すること
 ・書いて発信したことに責任を持つこと
これだと考えています。

枠の中で考える人、枠を無視する人 

図解:枠の中で考える人、枠を無視する人 

枠の中で考える人、枠を無視する人 

上司に指示されたら..
その中で「どうしようか?」と考える人がいます。
全く関係なく「何をするか?」から発言する人がいます。

その違いは、何ななのでしょうか?

 ・同じような生まれ育ちで
 ・同じような学歴で
 ・同じような社会経験で...

同じような顔をしていても、
頭の中の「思考」の基準が大きく違う場合があります。

それは、
 ・与えられた枠内で考える人か、
 ・自分の頭で目的に沿って目標を読み替えることのできる人か
その違いは大きいです。

私たちは、良くも悪くも社会の「枠」の中にいます。
何をするにも、前提条件があります。
制約もあります。

それは、思考に枠を与えのです。

———————————
■ 枠の中で考える人
———————————
与えられた条件は、守るべきとの意識があります。

前提条件を超える発言は..
無謀、広げ過ぎ、と考えます。

枠外の発言を制止したり批判する傾向があります。

———————————
■ 枠を無視する人
———————————
与えられた条件は、考えるキッカケでしかありません。

目的の確認から入り適切なゴールを探ります。
最終的に、良い状態になれば良いと考えます。
だから目的の確認から入ります。

そのための選択肢を制約を考えずに発言。

以前、読んだ雑誌のことですが..

ある部長が、社長からいろいろ言われるので、
ある時社長に、
「私に、何をしろと言うんですか?」
こう聞いたそうです。

そうしたら社長から..
「それを考えることが、あなたの仕事です。」
と返ってきたそうです。

昔は、社長の指示に従っていれば部長ができたのでしょう。
だから、社長の指示を待っているのだと思います。

これからは、役職に関係なく自分の頭で考えて
上司に提案して仕事を改善してくことが求められます。

指示を待つだけなら、単純作業を行う単なるワーカーとして、
扱われ時間で給料が決まる「安い人」になってしまいます。

他の人と違う「価値」を発信できないと、
会社の人も生き残っていけない時代になったと思います。

ただ..
指示に従って一生懸命やる人も必要です。
役割や出番が違う、違いを意識してチームを構成する必要がある!

そして、必要なのは...
必要なのは制約条件を乗り越えて
「何?」をするか
「最適解」を考えることと
それを、合理的な組立てで説明して
「納得解」にして共有することです。

必要なことは「強み」を発見して・育てること!

図解:必要なことは「強み」を発見して・育てること

必要なことは「強み」を発見して・育てること!

ドラッカーは「仕事の哲学」という本の中で
このように言っています。

『強みを生かすことによって、
  「個人の目的」と「組織のニーズ」を結びつけ、
  「個人の能力」と「組織の業績」を結びつけ、
  「個人の自己実現」と「組織の機会」を結びつける。』

これからは、目の前の事に一生懸命やっているだけでは
期待される成果をあげることができません。

単純作業員として時間給をもらうには良いかもしれませんが、
ビジネスマンとしては評価されません。

自分のもっている「強み」を軸として
自分の出番をプロデュースしていくことが求められます。

自分の人生は、主体性を持って取り組むことからしか築けません。
そのために必要な事は、自分を活かす「強み」です。

でも、おぼろに自分の「強み」を夢想してしても..

見つけることができません、時間が経過するだけです。
何も変わりません。

あなたは
自分の「強み」を正しく理解していますか?

「強みは何ですか?」と尋ねると..

私には、「強みなんてありません」と
「できない」ことに悩む人が多いのが現実です。
 ・学歴が無い
 ・経験も無い
 ・誇れる実績が無い
 ・人付き合いが苦手
  ....などなど..
弱い所が、たくさん出てきます。

自分の「できないこと・弱い所」にばかりに
目がいってしまいます。

そして、
 「このままじゃダメだ、何とかしたい」
 「もっと活躍したい」
と悩みます。

でも、「弱み」ばかりの人はいません。

他人から見たら、
 ・ここイイじゃないですか!
 ・これって、他の人には真似できませんよ!
 ・こんなことできるなんてすごい!
という所があります。

他人から見たら、良く見えます。
「強み」は、他人には見えやすいんです。

「強み」を発見することで、
自分がどこに向かって行ったら良いか見えてきます。

すると...
目指すべき目標をたてられます。
頑張り方が見えてきます。
応援してもらいやすくなります。

最初は、リトルリーグレベルの「強み」でも、
5年、10年、15年、20年..と続けることで、
この仕事は「○○さんに頼もう!」と言われる
競争力のある「強み」に成長させることができます。

これを私は
「強み積み上げ」と言っています。
日々の仕事の現場での失敗や成功、問題、悩みからの
「気づき」を書き溜めておくことです。

仕事の現場での経験を、ソリューション(問題解決手法)として
 ・人に教えられるように、
 ・問題解決で使えるように
蓄積していると、必ず役に立ちます。

定年退職した人にもったいない人がたくさんいます。
素晴らしい経験をし、実績もあるのに、
若い人に教えられないんです。
ソリューション(問題解決手法)として蓄積していないんです。
場を与えられれば、言える・実力発揮できると言っても、
何ができるか発信しなければ声はかかりません。
もったいないです。

経験したことを、言葉にして記録することで、
客観的になれ、そこから何を学べるか見えてきます。
それを長く続ければ、次第に積み上がって行きます。

面倒くさいと言葉にして書き溜めておかないと、
10年、20年すれば完全に忘れます。
記憶の内容もあいまいになってしまいます。
これでは役に立ちません。

記録する。
これが大切です。

それと、もう一つのアプローチがあります。

それは、自分の「弱み」にフォーカスすることです。

『火天の城』(かてんのしろ)という映画のなかに

  『不器用は、宝だ!
   不器用者は、工夫して努力する。
   毎日、コツコツとやっているうちに
   心で計れるようになる。
   体で感じられるようになる。
   不器用を喜べ。
   なあに、昔、棟梁に教わったんだ。』

こんな言葉があります。

これは、まさに自分の「弱み」をコツコツと克服することです。

時間がかかるでしょう。
器用な人が簡単にやることでも、
不器用な人は何倍もの時間がかかります。
でも、時間をかければ器用な人よりも上手くなる。
ということだと思います。

焦らず、時間を味方にして取組みましょう。
悩んで考えることが多いと思います。
でも、その時間が大切何だと思います。

私が図解をやった理由は、人に上手く伝えられなかったからです。
上手く話せないので「紙にしゃべらせる」という意識で
分かりやすい提案書を目指していました。
分かりやすくするためにどうしたら良いか?、
悩んで考えて図解に進んできました。
今でも、人前で話すのは緊張します。
下手です。
それを補うために分かりやすい図解を続けています。

そして、自分の「弱み」を克服できたら、
同じ悩みを持つ人の応援ができます。

同じ方法論で解決できない場合でも
自分のやって来たことを参考にしてもらえます。
 ・何が分からないか
 ・何ができないか
理解してあげられます。

これが良いんだと思います。

そして、次は「弱み → 強み」への変換です。
視点を変える・場所を変えると..
克服した弱みは「強み!」になります。

この「気づき」で、大きく目の前が広がって行くと思います。

自分一人で悩まず、自分の「強み・弱み」を
誰かに相談してみましょう。
そして日々の仕事の現場での「気づき」を書き溜めましょう。

自分の「強み」を発見でき、「強み」を成長させられます。

会社も、個人と同じです。

3年以上続けてこれた会社なら必ず何か「強み」はあります。
取引先に「なぜ、うちから買うんですか?」と聞いてみましょう。

会社の「強み」が見えてくるかもしれません。

やる気を出すための一番かんたんな方法(研究結果)

やる気を出すための一番かんたんな方法は、

「お前ならできる!」あるいは、「あなたならできる!」
と自分に声をかけることが
「私はできる!」よりも効果があるのだという。

———————————————————–
やる気を出すための一番かんたんな方法(研究結果)
hhttp://www.huffingtonpost.jp/2014/08/16/need-motivation-heres-how-to-talk-to-yourself_n_5685034.html

ワークライフ・バランス導入の3つの誤解

図解:ワークライフ・バランス導入の3つの誤解

ワークライフ・バランスには、3つの誤解があります。

誤解1:女性の問題

 子育てや介護で、勤務時間を短縮したり、
 残業ができないことの調整の用に扱われる場合があります。
 でも、本当は介護も子育ても男女両方の課題です。  

 仕事も家庭も大切です。
 「どう生きるか、どう働くか!」それが問われます。
  ・女性・男性の両方の課題
  ・家庭の責任の半分は男性

 女性の問題だから関係無いと言っている男性がいる会社は上手くいきません。

誤解2:時間で分ける

 勤務時間がワークで、退社後がライフ..
 単純作業なら時間で切れます。
 関係無いと言えます。
 これだとワークシェアリングでしかありません。 

 企画などの知的な仕事は頭の中で続きます。
 生活の中で、アイデアを発見して
 仕事の中で、新しい商品やビジネスのやり方に活かす。
 それが求められます。  

 単純な時間労働者は、安い労働力に入れ替えられます。  
 そういう人はワークライフ・バランス対象外になります。

誤解3:会社の責任

 ワークライフ・バランスは会社が制度を作るもの。
 社員は、それに従うだけ。
 上手くいくかどうかは、会社の問題。
 これでは上手くいきません。

 会社は時間で働く単純作業員は、安く働く人に頼みたい。
 ワークライフ・バランスの制度を適応する意味はありません。

 勤務時間を越えた価値を生み出せる人が欲しいのです。

ワークライフ・バランスを制度として成功させるために
社員に求められる要素は
 ・自立できる(他と差別化できる能力)  
 ・自律できる(自己管理ができる) 
これです。
自律と自立ができることが前提です。

仕事に、「知的な能力を提供できる人」であることが大前提となる!
「取り換え可能な人」なら、「勤務時間」に縛られる働き方は仕方がない!

社内の研修担当者・士業のための研修資料を充実させる図解コンテンツ
http://www.teoria.co.jp/teoria04/09/index.html

以心伝心から同床異夢へ:図解マニュアルが求められる

図解:以心伝心から同床異夢の時代になったのでマニュアルが必要

昔は、同じ職場で社員として朝から晩まで一緒でした。

長時間働くことが求められ、
残業や休日出勤も普通でした。

一緒に頑張っているので、
互いの状況がわかります。

仕事の依頼をする時も
暗黙の了解がありました。

■「以心伝心」が通じた時代

状況を共有できていました
コンテクスト(Context)
状況・脈絡・雰囲気・背景

言葉というコンテンツは最小限ですみました。
「あれを、これして」で通じました。

一を聞いて十を知る。

「以心伝心」や気働きがありました。
空気を読めば「ツーカー」で話が通じる社会でした。

今は、どうでしょうか?

多様な雇用形態が普通です。
正社員、派遣社員、アルバイト、パート..
雇用主が違い、働く時間が違い、働く目的も違います。

古い人から見ると
外人のような若い人とも一緒に働きます。

昔のように
「全社一丸となって、一枚岩で、気持ちを一つにして頑張ろう!」
などと言っても通用しません。

言わなくても通じる「以心伝心」であるべき期待するのが間違い。

■これからは「同床異夢」の時代

内容を正しく伝えることが必要
コンテンツ(Contents)
情報・データ・言葉

「言葉」できちんと定義しないと動けないのです。

「何のために・何をするか」しっかり伝えることが必要です。
マニュアルで教える、管理することで
期待した行動につながり、結果が得られます。

「空気読め」では通じません。
読めるだけの状況を共有していないのです。

仕事の現場の物理的距離が大きい。
すぐそばに、同僚や先輩の動きを感じられないんです。

その上、オンラインで仕事をすることが広がってきました。

ただしく伝えあうことの必要性が増します。

それには、図解が大いに役に立ちます。

エピソード記憶をスキル記録へ

図解:エピソード記憶をスキル記録へ

エピソード記憶をスキル記録へ

社会に出て、20年・30年働いたら
たくさんの体験をしているはずです。

でも、中高年になって活躍している人と
そうでもない人、リストラされる人、
まったく違う職業に就く人がいます。

誰でも、一生懸命にやっていれば
働いた期間に得たものがあるはずです。
それを活かさないのはもったいないです。

仕事の現場から得た「知恵」を
 ・体験談
 ・思い出
 ・武勇伝
 ・自慢話
というような状態でしか語れません。

私の知っている人でも、
現役時代に頑張って実績を上げたけれど
それを若い人に教えられません。

個人の頭の中に存在するだけなのです。

これを3段階で、ノウハウのすることが必要です。

 1.エピソード記憶
 2.概念化(言葉で定義)
 3.スキル記録

このスキル記録とは
 ・成果につながる手順(プロセス)
 ・上手くやる方法(コツ・工夫)

の2つです。

記録にすることで、共有・伝承できます。

成功も失敗も
その理由や条件をしっかり言葉にして可視化することで
次の成功する可能性を高めていくことができます。