顧客や上司の指示通りにやったのに
「違う!」
「何を聞いてた?」
「期待していたのに!」
「もっと、できるヤツと思ってた..」
というような、反応があったことはありませんか?でも、依頼を受けた方としては
打合せの場面で
若い時は、取引先の社長の要望の言葉を
一言一句聞き漏らさずに書き留めました。
それをもとに行動したのです。
でも、「違う!」と言われます。
でも、要望はすべて網羅しています。
これで違うと言われても..
と思いました。
「どこが違うのですか?」と聞くと
・新しい内容がでてくる
・前回の内容と矛盾することが出てくる
・前回の内容が不要になる
ということが起こります。
「ええ~..」です。
持ち帰ってそれをもとに、
企画書や提案書を作成し
「今度は、こうしましょう!」と提案します。
すると、また「違う!」となります。
そこで、
「どこが違うのですか?」と聞くと
また
・新しい内容がでてくる
・前回の内容と矛盾することが出てくる
・前回の内容が不要になる
ということが起こります。
「ええ~..」です。
「はじめから言ってよ」と思います。
若い時に、そのような体験をたくさんしました。
そこから、この図解ができました。
発信者(依頼する人)の発言内容を分類すると
・現状の分析
・目標の設定
・課題の立案
と大分類できます。
そして、その内容を詳しく見てみると
・明快な定義
・灰色な定義(内容に疑問)
・ヌケ(必要なはずだが、出てこない)
・ダブリ(同じような内容が、違う言葉で出てくる)
・矛盾(他の内容と整合性がとれない)
というようなことが見えてきます。
ここから発見したことは
「言われた通りにやると」いうことは...
成功しない計画で、
「不成功」の責任だけ追及されるということ!
ということです。
そうです。
この図のようになっているから、
発言を一言一句洩らさずメモし
その通りにやってもダメだったのです。
「依頼の内容は成功の設計図ではない」のです。
これが分かってから
無駄な苦労をしなくてすみました。
部下や取引先の営業マンは苦労しています。
上司として
発注者として
部下や営業マンに、どんな指示や依頼を
しているのでしょぅか?
一度、立ち止まって考えませんか。