「現場の知恵」を蓄積・活用する「考動知図」

「現場の知恵」を積上・活用する「考動知図」(こう・どう・ち・ず))

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05月

図解講座:人と組織のパフォーマンスを高める 思考と行動を図解で可視化する技術

人と組織のパフォーマンスを高める 思考と行動を図解で可視化する技術

図解講座のご案内

 人と組織のパフォーマンスを高める 思考と行動を図解で可視化する技術
  ~図解CD・演習付~

株式会社 情報機構様 主催

●日時 2014年7月10日(木) 10:30-16:30
●会場 [東京・東陽町]江東区産業会館2階第6展示室
●受講料 1名46,440円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)
詳細は
  http://www.johokiko.co.jp/seminar_chemical/AC140747.php

<講師割引適用について>
参加ご希望の方は、以下のメールアドレスに
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左の「講師割引申込用紙(PDF)」をお送りします。

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  件名:【講師割引申込用紙】
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・割引額はそれぞれの下記料金より、
  1名ご参加の場合
    ¥10.800円引き、
  2名以上参加の場合
   通常の同時申込割引から更に1名につき¥2160円引きとなります。

今の仕事を見直す4つのチェックポイント

今の仕事を見直す4つのチェックポイント

私は、仕事現場で発生する悩みや問題を図で表現して克服した体験から、
仕事の成果につながる業務プロセスやコツ・工夫を
図解で可視化して共有・伝承する仕組み作り、教育を行っています。

今回は、多く関わってきた営業の業務変革の視点から、
今の仕事を見直すチェックポイントをご紹介させて頂きます。

●ビジネスモデルが古くなっていませんか?

「昔は、良かった...」そう嘆いていませんか?
商店街にはシャッターが増え、開いているお店も昔のような元気がありません。

もっとも10年前、20年前と変わらぬ事業を営み、
同じ商品を作り、同じようなやり方で売っていたら、
環境変化に取り残され、業績が悪くなるのは当たり前です。

企業の実情を把握する指標

ここで、老舗企業の衰退パターンと、
それに代わる新興企業の成長パターンを考察してみます。

図1は、企業の実情を把握する指標です。

元気のない老舗は「1→3→6」と
だんだん利益が減少しながらも以前と同様の営業を続けます。

小規模な家族経営などは、
  「昔は良かった」
  「何とかしないと」
と嘆きつつも、古き良き時代の再来に淡い期待を抱いたりします。

但し、「6」に至れば危険水域であり、
この段階以降、過去の資産を食いつぶしながら
「6→8→9」と転落ルートを歩むことになります。

代わって新興企業は、「5」の高収益モデルを起点にビジネスを成長軌道に乗せ、
利益をあげ続けることで、「5→2→1」と資産を蓄積させて行きます。

当たり前ですが、どんな企業も同じ商品で、
同じやり方で永遠に好業績を続けることはできません。
社会や顧客の要求は変化していきます。
老舗企業が衰退するのは、仕事のやり方が現実にマッチしなくなったからです。
つまり成功した時のビジネスモデルが古くなり、通用しなくなったのです。

【チェックポイント1】
過去に成功したビジネスモデルが、今の時代や顧客の要求にマッチしていますか?

売者と商品特性の観点を通じて考察

●成果をあげ続けている企業はサービス業化している

それでは、今の時代は、どの様なビジネスモデルを求めているのでしょうか?

図2の売者と商品特性の観点を通じて考察してみます。

・形が定まった・モノ商品
  販売者が違っても、顧客による価値が変わらないモノ

・形が定まらない・モノ商品
 販売者が違うと、顧客によって価値や満足が変動するモノ

・形が定まった・サービス商品
 販売者が違っても、顧客による価値が変わってはいけないサービス

・形が定まらない・サービス商品
 販売者が違うと、顧客によって、価値や満足が大変動するサービス

成果を上げ続けている企業では、モノ商品を扱っていても
「④販売担当者の力量で結果が決まる」仕事の仕方をしています。

昔のように、モノ商品を出して「買ってださい」と売込ません。
その商品を、どのように使ったら、どんな便益が得られるか、
顧客ごとに最適な利用技術(サービス)とモノをセットでシステムとして提案しています。
これから成果をあげようとしたら商品の利用技術を充実させる必要があります。

【チェックポイント2】
商品 = 基本機能(モノ商品)+ 利用技術(サービス)の構成になっていますか?

●商品の「利用技術」は、商品化や営業力の差になる

メーカーでは、未だに“良いモノを作れば売れるはずだ。
顧客は、わが社の高い技術を理解していない。という技術偏重の意識があります。

しかし、顧客は商品が欲しいのではありません。
顧客は技術にも興味はありません。

顧客は商品や技術でなく、商品の利用を通して得られる便益を買っているのです。
利用する場面で必要な機能があり、支える技術があり、便益が最大化されれば良いのです。
それに必要なのは、商品の「利用技術」をサービス化することです。

サービスを充実させると、提案する商品はオリジナルになり競合との差別化ができます。
それは「私から買う理由」を明確にして提案することであり、
単純な見積り比較ができなくなり安売り競争からも抜け出せます。

【チェックポイント3】
「利用技術」のサービス化で、競合と差別化していますか?

商品の「利用技術」は、会社の未来を決める知的財産です。
我が社には、そんな大それたものはないと言う方もいますが、
3年以上続いた企業なら顧客が評価してくれた
「何か!」を現場の営業担当者は掴んでいます。

個人の蓄積している知恵やノウハウを組織として蓄積、共有化すること、
それらをサービスに転嫁し顧客の多様な要求に応える自社商品を再創造すること、
ビジネスモデルの進化に終わりはありません。

【チェックポイント4】
個人の知恵やノウハウを企業の知的財産にし、商品を再創造していますか?

会社の仕事、見えていますか?、見えるようにしていますか?

会社の仕事、見えていますか?、見えるようにしていますか?

会社の仕事、見えていますか?、見えるようにしていますか?

会社の仕事、見えていますか?、見えるようにしていますか?

私がSE(システムエンジニア)だった頃、
たくさんの会社の業務の取材をしました。

良く言う業務分析や要求定義のためです。
どんなシステムが必要なのかを取材して、
開発するシステムに必要な機能を文書に
まとめる作業です。

そこで、よく聞く言葉は..
「ここは、○○さんが担当なので○○さんに聞いて」
でした。
その○○さんしか知らないのです。
その人が不在だと、日を改めて取材に行きます。

一つの会社なのに、
 ・すべてを知っている人はいません
 ・仕事の内容を探っていく資料もありません
なのです。

どの会社にも、これがあります。
これで良いのでしょうか?

○○さんが
 ・退職したら?
 ・病気や事故にあったら?
 ・競合に引き抜かれたら?
戦力が落ちます。

ちゃんと引き継げば良いだろう..
となります。

そこで引き継ぎのために手順書を作成します。
すると、Aの作業をやって、次はB、そしてC..
と言うようになります。

でも、
 ・なぜAの作業なのか?
 ・そのAの作業をする時のコツは?
 ・Aの作業と他の作業との関連は?
当然、Bの作業、Cの作業..は
 ・その作業が選ばれた理由が抜け落ちます
 ・コツや工夫が簡単に説明できるレベルに減ります
会社が、失敗を経験して積上げたはずの
現場の知恵が人の離脱と共に無くなってしまいます。

もったいない..

この図のように
仕事を体系化して積上げませんか?

現場ノウハウが、人の頭から離れ
組織のノウハウとして会社に残ります。

商品やサービスを選ぶ理由

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商品やサービスを選ぶ理由

今は、たくさんの商品やサービスが溢れています。
似たような商品、どれを買っても
そう大きな違いはありません。

でも、誰にでも
「○○を買うなら、□□から買う!」と
決めているも商品やサービスが
あると思います。

それは、どんな理由でしょうか?

家電は、大型の量販店で買う方が安いのですが、
地元の電気店から必ず買うという人がいます。

価格の安さなら、量販店の方が確実に安いです
でも、そっちに流れません。
電化製品の購入の条件に価格は関係無い、
そういう顧客をたくさん持ってる電気店があります。

一度、立ち止まって考えませんか?
我が社・お店の売上は、
どんな条件で選ばれているのか?

どの職場にも「あいつに任せれば大丈夫!」という人がいます。

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どの職場にも「あいつに任せれば大丈夫!」という人がいます。

「彼がいれば、安心だ!」と言われる人がいます。

つい安心して任せられる人に頼ってしまいます。

でも、頼って任せっぱなしにして良いでしょうか?
一番危険なのはその人がいなくなった時に
同じレベルで仕事がこなせるか?
そこが問題です。

永遠に任せることはできません。
退職、病気、ケガ..のリスクがあります。

できる人の仕事のノウハウを文書にして
社内の誰でもが使えるようにする。
それが必要です。

できる人の仕事のノウハウを会社の財産にしましょう。

そのため必要なことが記録が必要です。

記録するには
 ・気づき
 ・要素を洗出し
 ・整理、体系化して
 ・情報を記録する

となります。

記録することで
 ・他人と共有でき  
 ・後輩に伝承でき
 ・更新し続けて情報を成長させる

ことができます。

記録することで、できる人に頼り切る
不安定な仕事の仕方から抜け出すことができます。