「やる気」と「モチベーション」は、同じでしょうか?
ほとんど同じように考えている場合が多いのではないでしょうか?
心理学では「モチベーション」は、
・「欲求(needs)」
「~したい」という特定の欲求
・「動因(drive)」
「何をするか」という行動選択(これを心理学では「動因」と呼ぶ)
・「行動(behavior)」
選択した行動を「実際にする」
の3つを含む概念と言うそうです。
すると..
「やる気」とは!
「欲求(needs)」「~したい」という欲求であり、
「モチベーション」の一部を構成するプロセスの一つと
考えるとしっくりきます。
だから..
「やる気」があっても
上司の期待する行動ができない場合がある
ということです。
社員に「意欲」や「やる気」はあるのだが、
実際の行動に移せずにいる状態というのは、
モチベーションが高い状態とは言えません。
「やる気」があるのに
どう行動したら良いのか理解できていないと
期待する成果につながる行動ができません。
そこに..
「やる気」を出せ!
と言っても意味がありません。
「やる気」は、あるんですから。
必要なのは、
組織として
・何をしたら良いのか
・どうやったら良いのか
成果につながる行動を明確にすることです。
成果の上がらない組織は
組織として、何も教えないで
精神論で「一生懸命やってくれ!」と言っています。
当然ですが
モチベーションは上がらず成果も出せません。
業績は、より良いプロセスの結果生まれます。
「やる気」がある人に
何を・どうするか明確にすることで、
その人たちの持てる能力を発揮できるはずです。
みんなの「やる気」無駄にしていませんか?
【この図解は、これを参考に作成しました】
星野リゾートの事例で考える
「モチベーション」と「やる気」の大きな違い
組織の活性化に必要な「見極める力」【第1回】
http://www.dhbr.net/articles/-/2745