「現場の知恵」を蓄積・活用する「考動知図」

「現場の知恵」を積上・活用する「考動知図」(こう・どう・ち・ず))

TEL.025-531-1151 

〒942-0036 新潟県上越市東中島1943-91

  hidetoshi@teoria.co.jp
03月

原因を性格に求めると解決を困難にする

図解:原因を性格に求めると解決を困難にする

部下が、何か問題を起こしたときに
上司は、どう指導しているでしょうか?

部下が
 ・遅刻した ← たるんでいる
 ・なかなか仕事を覚えない ← 努力しない
 ・納期が遅れた ← いい加減だ
 ・ミスが多い ← 本気を出せ
というような叱責や指導をしていないでしょうか?

要するに
「指示通り動かない・期待する結果を出さない」
のは
「やる気がない」
と思っているのです。

間違いではないと思います。

ただ、これだけで終わって良いのでしょうか?

これだけで、指導したと思っていないでしょうか?

現場で、何らかの問題が発生した時に
真っ先に頭に浮かぶのが
その問題を引き起こした担当者の
 ・意欲 
 ・能力

です。

でも、ここだけを問題視して
叱責して解決したと考えて良いのでしょうか?

●「意欲」が問題なら
100%、120%の意欲が無くてもできるように
しておく必要があります。

社長や経営幹部でも、体調の悪い時や、心配事のある時は
100%、120%の注意力は発揮できません。
接待でしこたま飲んで調子の悪い時は
役に立たないのが現実です。

現場社員にだけ、常に最高の意欲・注意力で
現場に立てということは無理があります。

日常業務は、意欲が低くても
組織の標準レベルを維持できる「仕組み」が必要です。

仕組みに求めるのは

●「能力」が問題なら
しっかり頑張れ、努力しろと言っても意味がありません。
叱責して、指導した気になっていたら最悪です。
そして、同じ問題が発生したら...
「ちゃんとやれと、言っただろう!」と言うことになります。
これでは、管理職としての存在意義が疑われます。

解決策は2つ
1.個人の能力の低さを底上げする
  ・組織でバックアップする
  ・ツールで能力不足を補う
   例:営業ツールで、説明の下手を補う
     説明が下手でもツールの順に説明すると漏れがない
     写真や図が入っていると理解してもらいやすいなど..

2.努力する道筋を示す
  ・成長するためのロードマップ示す
   例:ある化粧筆メーカーは、作業を80工程に定義した
     何を、どのように勉強するのか明確になる
     各工程は小さな単位なので即戦力化できるで教えて
     職人として成長を促進することになったなど..

など、組織としてやることはたくさんあります。

でも、社員個人の性格とかやる気とか矮小化してしまうと
そこで、組織としての成長は止まってしまいます。

2つの箇条書きから図解を完成させる手順

【図解思考】2つの箇条書きから図解を完成させる手順

図解思考を使って、以下の2つの箇条書きを出発点に
1枚の図解コンテンツを作成します。

箇条書きは
 ・何をしていいのかわからないから悩むのです。
 ・どこが悪いのかわからないから苦しいのです。
です。

これは、昔読んでいたメルマガで送られてきたものです。

この2行を読んでピント来ました。
何か、図解できるのでは?

普通に考えると、たったの2行。
これはどうやっても図解にはなりません。

でも、「9つの基本形」を使った
図解思考をすることで
役に立つ図解コンテンツに
成長させることができます。

この2行の箇条書きを出発点に
 ・情報を集めて
 ・組み立てる
と言ってもどうするのか?。

ただ、「考える」としていては思いつきません。

視点の移動が重要なのです。
「9つの基本形」は視点移動のガイドです。
ガイドに沿って視点移動することで
情報を集めることができます。

具体的な手順は、ユーチューブで解説しています。

【図解思考】2つの箇条書きから図解を完成させる手順
https://youtu.be/3FdNKZAeh3M

この手順や組立て方を5月14日の講座で解説します。

<社内企画者・技術営業マン・提案営業マン向けセミナー>
言葉にならない相手の期待を読み解き真の要求を満たす

  問いを立てる技術・組み立てる技術

~企画・提案の価値を高め顧客満足を引出し業績拡大へ~

 ・日時:2020年5月14日(木) 10:30-16:30
 ・会場:[東京・大井町]きゅりあん4階第1特別講習室

  講座概要
  http://www.teoria.co.jp/20200514.pdf

 ・申込
  https://johokiko.co.jp/seminar_chemical/AC200503.php