「現場の知恵」を蓄積・活用する「考動知図」

「現場の知恵」を積上・活用する「考動知図」(こう・どう・ち・ず))

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02月

知恵の共有で損失部分が伸びしろとなる

図解:知恵共有で損失部分が伸びしろとなる

人によって、
現場で「気づき・考え・工夫する」量と質が違います。

現場には
たくさん気がついて考え活動に活かす人と
教えられた通りにやっているだけの人がいます。

最初は少しの違いでも、体験年数が長くなると
現場の「知恵の蓄積」の量と質に差がつきます。

こんな場面はないでしょうか。

担当者が替わったらクレームが増えた。
「担当を元に戻して」と言われる。
担当が替わると品質が変わる。
担当者によって、同じやり方なのに成績が違う。

同じ商品を同じ仕組みで販売しているのに
担当者によって成績の違いが出ます。

何が原因なのでしょうか?

意欲や能力も差がつく要因だと思います。

でも、現場で体験して気がついたこと工夫したことを
いかにたくさん積上げているかで差がつくと考えています。

現場の仕事には
 ・知っていれば上手くできること
 ・練習しておけば失敗を減らせること
などの簡単な効率や成果を上げる
小さな知恵がたくさんあります。

「できる人」の頭のなかには、
そんな小さな知恵がたくさんあります。

でも、それを教えられるように
 ・言葉で表現し
 ・分かりやすく整理

してありません。

その人ができるだけです。

そうです「暗黙知」では、
 ・教えられません
 ・学ぶ方にも力が必要です
だから共有するために、長い時間がかかります。

これを「形式知」として文書にできたら
 ・共有:教え合うこと
 ・伝承:後輩に伝えていくこと
 ・蓄積:積上げて充実させること
ができます

現場の知恵を「形式知」として共有できれば
それぞれが発見した知恵を教え合うことができます。

教え合うことができれば
自分の知らなかった部分が「伸びしろ」となります。

この「伸びしろ」が本当は成果につながる行動が
組織としてできるようにになります。

現場にある小さな知恵を言葉にしましょう。

現場の気遣いの工夫が「強み」を築く

図解:現場の気遣いの工夫が「強み」を築く

現場で考えた「気遣いの工夫」は、誰かが考えたもの。

昔、東京都内の食品スーパーに勤めていました。
ですので休みの日には、あちこちのお店を見学していました。

本当に、様々なお店があります。

お店の運営ノウハウが違うんです。

ある都内にあるお店では、イチゴのパックを買うと
レジにあるポリ袋に空気を入れてクッションになる
包装をしてくれます。
つぶれにくくなります。

イチゴを買って帰って、
つぶれたイチゴがあったら残念です。

これは店員さんが考えた小さなアイデアです。
 ・このようなアイデアが1000個あるお店
 ・10~50個のようなお店
とどちらが繁盛するでしょうか。

どちらのお店に買い物に行きたくなるでしょうか?

もちろん、気遣いのたくさんあるお店です。

「お客様の立場に立て!」と精神論を言っているだけでは
お店は良くなりません。

「一事が万事」という言葉があるように、
気遣いのあるお店は、どの部分でも気遣いがあります。

これは、どんな業種でも同じです。

気遣いの工夫は、現場で誰かが考えます。

その「気づいて・考えて・工夫する」ことを
組織に提供し、みんなで共有することで
組織力は高まっていきます。

これが組織の「強み」となります。

共有することができると蓄積でき
「強み」がより、強みになっていきます。

例にあげたイチゴの包装のようなアイデアは
学歴や経験と関係ありません。
現場で、状況をよく見て、考え続ければ
何処かのタイミングで出てくるものと思います。

普通の中小企業にも、そのような小さなアイデアは
たくさんあります。

でも、それが共有や伝承できていないことに問題があります。

そして、誰かが失敗して得た知恵には
コストがかかっています。

それが共有・伝承できないと
同じような失敗をして、また知恵として得ます。
人によっては得られないで
何度も同じような失敗をします。

必要なことは一つの失敗は、1度だけにして
コスト最小で組織の知恵にすべきです。

現場で「気づいて・考えて・工夫する」人材を育てましょう。