「現場の知恵」を蓄積・活用する「考動知図」

「現場の知恵」を積上・活用する「考動知図」(こう・どう・ち・ず))

TEL.025-531-1151 

〒942-0036 新潟県上越市東中島1943-91

  hidetoshi@teoria.co.jp
企画

企画・提案の悩みと原因

図解:企画・提案の悩みと原因

これからは、誰でも
文書にするしないにかかわらず
自分の意見をまとめて
 ・企画として上司を通して会社の業績に貢献する
 ・顧客に提案して採用や契約につなげる
などが必要です。

企画書・提案書を作成するときに悩みは3つあります。

 1.思いつけない
   良いアイデアを思いつけないんです

 2.まとめられない
   手持ちの情報を企画として整理してまとめられないんです

 3.伝えられない
   分かりやすく伝えられないんです

これです。

では、なぜ「思いつけない」のか?

顧客や上司の期待を正しく掴んでいないからです。
何を考えたら良いのか、考えを巡らせられません。
行きつ戻りつ発案がふらつくのです。
 ・何を、思いつこうか?
 ・どう、思いつこうか?
悩むのです。

この原因は
顧客や上司の言葉にならない期待を受信できていなことです。

期待を正しく受信できていないので
「何を!」が明確でないので、「どう!」に行かないのです。
小手先の「何を!」で考えるので、「どう?」に行って
納得できないので、いつまでもグルグルするのです。

なぜ「まとまられない」のか?

まとめるとは何か、
問題を課題化して、解決方針を立てる、解決策を具体化する
ということです。
要するに「どうするか!」を明確にできないのです。
だから、「行きつ・戻りつ」して前に進みません。

真の原因は
正しいビフォー・アフターの定義ができていないことです。
 ・現状を正しく掴んでいない
 ・目標の定義がしっかりできていない
ということです。

顧客の口で言った言葉に惑わされて真の期待を
正しく掴んでいないことが問題です。

ビフォー・アフターの定義が正しくないと
課題化に納得できす、方針がふらふらして
いつまでもまとまりません。

なぜ、「伝えられない」のか?

もちろん、「思いつけない・まもめられない」の影響は大きいです。

次に、考えるべきことは
この1枚の文書で、
読み手は誰なのか?
 ・管理職なのか、現場担当者なのか?
 ・新人なのか、中堅、ベテランなのか?
 ・その専門家なのか、別の分野の人なのか?
何を訴えるか!
 ・何を理解してもらうのか?
 ・情報を伝えて、どう行動してもらうか?
を明確にすること。
ここが重要です。

これが不明で、ああでもない・こうでもないと
ふらふらする例をたくさん見てきました。

見る人によって、
同じ内容でも表現を変えることが必要であり
内容自体も小さく分けるなどして分かりやすくする
ことを考える必要もあります。

この3つを簡単に言うと
 ・受信力の問題
 ・企画力の問題
 ・表現力の問題

となります。

まったく別の能力のようですが、
一つの基礎力を高めることで伸ばすことができます。

それは情報を構造化する力です。

情報を構造化する力が高まると
 1.顧客の要望の構造化でヌケや矛盾を見つけられます
 2.企画は成果につながるメカニズムの作成です
 3.構造的に表現された文書は理解しやすくなるので

という効果が得られます。

まさに、これは図解の効果です。

企画・提案の悩みの解決のために図解してみませんか!

図解を組立てる3つの方法

図解:図解を組立てる3つの方法

図解は、難しいです。
納得できる図解を描くには、時間がかかります。

すると、つい..

自分には、、絵心がないんだ。
センスがないから..
などと表現力の無さを言い訳にしがちです。

でも、図解できない原因のほとんどは
表現力のもんだいではありません。

できない理由は3つあります。

1つ目は、主張を明確にできないこと

 頭の中にある、もやもやした状態の「想い」のすべてを
 1枚の紙に落とし込むことは難しいです。

 この1枚で、何を伝え
 次の1枚で、内を、その次の1枚では..
 とストーリー展開することが必要です。

 これができると、全体を1枚にまとめることも可能となります。

 1枚ごとに、何を伝えるか明快に決められないことが多く
 上手くない図解を見ると、あれも・これもと
 盛りだくさんになってしまい、ポイントがずれています。

 
2つ目は、単文・単語に要約できていないこと

 1枚の紙に、長い文章で説明しても読んでもらえません。


 長い文章だと、読み手によって理解の個人差が大きくなります。
 これらを防ぐために、図解します。
 必要なことは分かりやすい要約です。

 重要なポイントに絞り込むこと
 分かりやすい単語や単文で表現することです。
 これが出来ていないと、意図が伝わりません。

3つ目は、内容を構造化できていないこと

 単語や単文に要約したものを構造化することです。


 構造化とは
  ・因果関係
  ・包含関係
  ・対比
  ・手順や時間経過
 などに組みたてて、整合性の確認や漏れ・重複のチェックをします。

 問題なのは、この構造がしっかりしていないことです。
 図解は絵とか図形と思っている人は、
 論理的な組み立てができていないことです。

要するに
図解に必要なことは

  しっかりした主張と論理的な組立て
 
が必要なのです。

もう、30年近く前のことです。
当時30代の私が、女子大生に「企画書見てください」と言われ
渋谷の喫茶店で会って、見てあげたことがあります。

その時つい..
「きれいに書けているけど、中身がない」と
言ってしまいました。

当然、それっきりですが..
私も若かったです。 反省..

図解は、見るのは簡単ですが
頭の中にあるもやもやした状態を図解にするのは手間がかかります。

どうしたら良いのか..

実は、図解は誰でもできるようになります。
ただ、正しい方法論に従ってコツコツ練習すれば。

よく見かけるのが..
どこかで見つけた図解の一部を取り込んで使うことです。

内容がマッチすれば、効率の良いやり方ですが、
多くの場合は、「?」と思われます。

もったいないことになります。

アウトプットの価値を高める思考範囲の拡大が必要

図解:アウトプットの価値を高める思考範囲の拡大が必要

企画や提案が通らないと困っていませんか?

上手く表現できないからだ
図解できれば「何とかなる..」と
期待していませんか?

企画や提案が通らない理由は2つあります。
 1つ目は、価値を正しく伝えられないこと
 2つ目は、伝えた内容が相手にとって価値が低いこと

間違いなくこの2つです。

一般的に図解は、
 ・頭に浮かんだことを整理して
 ・分かりやすく表現し表現する

ために使います。

図解は、思考を整理する方法として有効ですし、
表現方法として有効な手段です。
図解すると長い文章を読むより分かりやすくなります。

ただ図解にすると..
内容が陳腐だと、それが丸見えになります。

他人の評価は厳しいです。

原因は、
・自分の知っている少ない情報だけを
・パワポの機能でこねくり回し
それらしく何んとかしようとしていることです。

頭の中にあるモヤモヤした状態のアイデアを
整理して分かりやすく表現するだけでは
内容の価値は高まりません。

価値を高めるには

1.知っているけれど
  「気がついていない情報」

2.価値を高めるために必要だが
  「自分が知らない情報」

を取込むことです。

これがなかなか難しい。

よく言われる言葉に
 ・鳥の目になって
 ・虫の目になって
 ・魚の目になって
という視点を移動する方法があります。

間違いなく有効です。

でも、これだけで大丈夫でしょうか?

他にも、
 ・ゼロベースで考える
 ・成功体験を捨てる
 ・相手の立場に立って
などなど視点を移動するガイドがあります。

これらを使うだけで
 価値を高めるために必要だが
 「自分が知らない情報」
を探っていくことができるでしょうか?

求められるのは「視点移動のガイド」です。