図解思考は、図解を使った思考方法です。
図解は、
・要素(パーツとなる言葉の情報)
・関係(要素と要素の関係を構造化)
から成り立っています。
紹介している図の左右で
箇条書きで示すこと
図解で示すこと
を比べると
図解で表現したほうが、はるかにわかりやすくなります。
単純な内容なら、図解でも箇条書きでも大丈夫ですが
複雑な内容になればなるほど、
図解で表現することとの違いが大きくなります。
図解は、関係性を単純化して示すことが得意だからです!
図解の目的であり機能は
複雑な情報の関係性をシンプルに整理することです。
それには、
・要素化
物事を言葉で切り取り情報化
要素となるパーツを洗い出すことです
・抽象化
俯瞰して全体を見ること
情報の関係性を見つけるには抽象度の上下が必要です
・関係化
パーツとパーツの間にある関係性を考えます
全体を単純化して要素同士を結び付けます
因果関係、包含関係、移動、段階、対立など..
ということを行います。
関係を組立てるために
「図解パターン」を使うことがあります。
パターンは、とても有効です。
ただし、表現する内容に合致すればです。
図解の初心者は
表現する内容に合致しないテーマを
無理に当てはめようとすることがあります。
こうすると..
思考が深まらず、役に立たない図解が出来上がってしまいます。
これでは本末転倒です。
図解すると、思考の「見える化」ができるのです。
見えると、内容の過不足・矛盾が見えます。
見つけたら直せばいいんです。
そうなんです、思考の過不足・矛盾を可視化して
修正を繰り返すことで、思考の完成度を高めることが
図解を使った思考の大いなる役割なのです。