「現場の知恵」を蓄積・活用する「考動知図」

「現場の知恵」を積上・活用する「考動知図」(こう・どう・ち・ず))

TEL.025-531-1151 

〒942-0036 新潟県上越市東中島1943-91

  hidetoshi@teoria.co.jp
ブログ
このエントリーをはてなブックマークに追加

ブログです。

ブログ一覧

図解思考の出発点:「考える」を辞書で調べると..

図解思考の出発点:「考える」を辞書で調べると..

図解思考とは、思考すること、考えることです。
より良く考えるために、価値のある成果を生み出すために
図解を使って思考する・考えることです。

三省堂 大辞林 第三
 ・考えること。また、その考え
 ・知的作用の総称。
 ・物事の表象を分析して整理し、あるいはこれを
  結合して新たな表象を得ること。
とあります。

要するに「思考=考える」と定義していいですね。

図解する時、最も重要なことは「明快な言葉」を使うことです。
あやふやな定義では誤解されやすくなり図解表現の意味が無くなります。

その時に、頼りになるのが辞書です。
悩んだ、困ったときに頼りになります。

では、本題に戻ります。

「考える」とは、具体的にどうするのでしょうか?

「考える」ということの特徴は
 ・同じ場面で
 ・同じテーマで
 ・同僚どうしで
考えても、人によって考えた結果が大きく違う
ということです。

「考える」は、頭の中の行為なので見えません。

上司から「もっとよく考えてくれ」と言われます。

そこで指摘されることは
 ・もっとしっかり考えてくれないと困る..
 ・もっと視野を広くもって考えないと..
 ・考えが浅い、もっと深く考えないと..
 ・頭が固い、もっと柔軟に考えないと..
 ・難しく考え過ぎなんだよ、もっとシンプルに..
 ・少しは自分の頭で考えて..
などです。

では、
・「しっかり考える」とは?
・「視野を広く考える」とは?
・「深く考える」とは?
・「柔軟に考える」とは?
・「難しく考える」とは?
・「考え過ぎ」とは?
・「自分の頭で考える」とは?
と、大いに疑問です。

どうやったら、上手く「考える」ことができるでしょうか?

「考える」を辞書で調べると、

●三省堂 大辞林 第三版
 物事について、論理的に筋道を追って答えを出そうとする。
 さまざまなことを材料として結論・判断・評価などを導き出そうとする。
 計画する。意図する。
 工夫して新しいものを作る。
 比較検討や占いの結果に基づいて判断する。

●小学館提供の『デジタル大辞泉』
 知識や経験などに基づいて、筋道を立てて頭を働かせる。
 判断する。結論を導き出す。
 予測する。予想する。想像する。
 意図する。決意する。
 関係する事柄や事情について、あれこれと思いをめぐらす。
 工夫する。工夫してつくり出す。
 問いただして事実を明らかにする。
 占いの結果を判断・解釈する。

●広辞苑
 実情を調べただす。吟味する。
 思考をめぐらす。あれこれと思量し、事を明らかにする。思案する。
 易えきなどによって事を判断する。
 学ぶ。学習する

●大辞林
 物事について,論理的に筋道を追って答えを出そうとする。思考する
 さまざまなことを材料として結論・判断・評価などを導き出そうとする。
 それが…である,という感情や評価をもつ。
 結論を出すための材料の一つとみなす。
 計画する。意図する。
 工夫して新しいものを作る。
 比較検討や占いの結果に基づいて判断する。

となっています。

このままでは、「考える」がわかりません。

「考える」ということを、具体的な方法論にしたのが図解思考です。

来週は、この続きを一歩深めます。

9月のZOOM講座では、この「考える」方法論から入ります。
ご期待ください。

相手の発言の「意図」を正しく理解する方法

図解:相手の発言の「意図」を正しく理解する方法

取引先の社長に提案を求められたときに..

一生懸命に提案書を創って持ってくと
期待して依頼したのに、
 「何を聞いていたの?」
 「期待外れだ!」
 「こんなこと、頼んでいない!」
というように言われたことはありませんか?

でも、自分では
相手の社長の発言を一言一句聞き漏らさずに
メモし議事録で確認し、提案書に盛り込んだ。

このように言われても、
何が、どうなっているのか?

議事録で、1項目ずつ確認すると
 「確かに、そう言った」
 「でも、そこはそう言う意味じゃない」
 「プロなんだから、理解してくれると思った」
というような反応が返ってきます。

要するに
「口で言った言葉 ≠ 心で望んでいる期待」
ということなんです。

「口で言った言葉」だけで、提案書を作成しても
意味が無かったのです。

受身で聞きました。
その通り行動しました。
これでは、まったくダメだったのです。

では、どうするか!!

「口で言った言葉」を出発点に
問いを立て
 ・自分の過去の蓄積を探り
 ・相手の背景を探る
ことで、考える情報を広げる

自分の過去の蓄積から関連する情報を集めることで
何を問いかけたら良いのかも見えてくるのです。

相手に問いかけることで
相手自信が意識していなかった事柄に気がつ来ます。

この自分や相手に問いかけることを行うことで
「口で言った言葉」の3倍・4倍の情報を
得ることができます。

潤沢な情報を手に入れることで
顧客の期待に応えることができる土台ができます。

企画や提案をするために必要なことは
 ・考える技術
 ・考える材料

この2つです。

企画力や提案力があると言っても
「考える材料」が陳腐だと残念なことになります。

相手の発言を有益な考える出発点にするために
問いをたて潤沢な情報を手に入れましょう。

図解と文章の関係

図解:図解と文章の関係

図解って、どうやれば書けるのか?

一番重要なことは「主張」があることです。

図解ができない理由に
この「主張」が明確でないというのがあります。

よくあるのは
手持ちの情報を、四角や丸、線で結んで
図解表現しているのですが
「それで、何に?」
「何が、言いたいの?」
となり場合です。

図解している本人には、明快な主張があると思っているのですが
その図解を見ても、理解できない言葉が並んでいるだけ
だったりします。

次に重要なことは、主張を組立てる材料です。

この「主張」の
 ・内容
 ・裏付け
を図形や線で構造化するのが図解です。

しっかりした内容、納得できる裏付けを情報として得ること
そして、情報を構造化することで図解になります。

内容が陳腐、構造化が弱いとなると図解になりません。

この構造化は、
一般に言われる、プロットと考えると分かりやすいです。
プロット(plot)とは
 素材となる出来事を語る順番で並べなおしたもの
 出来事を面白く「語る」ために加工したもの
です。

このプロットに、肉付け
 ・根拠となる事実
 ・理解をうながす体験
をストーリー展開することで文章になります。

逆に、文章を要約すると
プロットになり、図解にできます。
これを要約すると主張になります。

図解が、上手く書けないと悩んだ時は、
 ・図解→主張
 ・図解→文章
というように、抽象度を上下して考えましょう。

完成度の高い図解は、この上下が上手くできます。
できないと、
 ・主張に問題があるのか?
 ・組立て材料に問題があるのか?
 ・組み立て方に問題があるのか?
ということが発見できます。

熟練者のノウハウを引出し活かす方法

図解:ノウハウの共有化は受容者にかかっている

現場のノウハウは、社員の頭の中にあります。

長く勤めていて、
優秀な社員の頭の中にはたくさんあります。

日々、仕事の現場で発見し
それを使って成果を上げています。

充実したノウハウを積上げている社員は
安定した成果を上げ続けることができます。

そして、そのノウハウの充実によって
右肩上がりになることが見込めます。

だんだんと、優秀な社員とそうでない社員の
差が広がってきます。

だったら優秀な社員の頭の中にあるノウハウを
社内で共有すれば良いではないかとなります。

でも、それがなかなか難しい。

ノウハウ共有が上手くいかない理由が2つあります。

1つ目は、ノウハウが顕在化していないこと。

ノウハウを持っている人が、「これがノウハウ」と言って
書き貯めているわけではありません。
人によって、分野によって様々です。

ノートに書いてあったり、メモだったりします。
書いたものが全くなく、頭の中だけということもあり。

まったく意識されていないことが多いのが現実です。

そのために、文書化しようとすると
アウトプットの訓練が必要です。

訓練しても簡単には、表現できるようになりません。
水泳をパワポで習っても、すぐに泳げないと同じです。
練習が必要です。

2つ目は、ノウハウを引出す力は個人に依存すること

現場体験からノウハウを創り出せなくても
優秀な人の行動を見て質問して理解することはできます。
優秀な人の行動から学ぶことが出来れば近づくことができます。

でも、この観察力や理解力は個人の能力に
大きく依存します。
学歴とか年齢とは、関係ないのではと思います。

あまり学歴が高いと、学歴が低いが優秀な人から
素直に学べないというバイアスがかかることがあります。
もったいないです。
高い学歴を持てるという優秀さを活かして欲しいのですが。

でも、ことわざにあるように..
馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を飲ませることはできない
のです。

では、どうやってノウハウを共有するか。

一番現実的なのが
アウトプットできる人に入ってもらい
どんどん書出していくことです。

書出されたものを見ると、誰でもケチをつけられます。
それが良いんです。
ゼロからは書けなくても、改良の意見は言えるのです。

ケチをつけるということは
自分の意見があるということです。

同じ仕事をしていても
少しづつやり方が違ったりします。
Aさんに合わすのか、Bさんに合わすのかではなく
「仕事の標準」として、
どうやるの適切かを
みんなで議論して探っていけばいいんです。

これはアウトプットの練習となり、
現場で考える考え方を身に付けることにつながります。

人も、組織も成長していくには
現場で「気づき・考え・工夫する」が基本となります。

「強み」を集めて「弱み」を無力化する

図解:「強み」を集めて「弱み」を無力化する

組織は、何のためにあるのでしょうか?

これは、
一人で行える仕事には限界があるからです。

社長一人で、
 ・商品を企画して
 ・製造して
 ・パケージして
 ・営業して売り込む
 ・請求書を出して
 ・入金か確認し、督促する
などなど、会社の仕事にはたくさんの分業で
成り立っています。

一人で全て完璧にこなすことは、不可能です。
組織は、一人でできない成果を産出すためにあるのです。

大きな仕事をするには、
複数の人間が1つの目的・目標に向かって
仕事に取り組む必要があります。

そして、人それぞれには得意・不得意があります。

受験では、不得意教科を無くして
まんべんなく点数をとることが求められるのでしょうが。

ビジネスでは、
「弱み」を克服して、人並みになったところで
人並みには意味がありません。

自分の得意を「強み」に伸ばし
活かしていくことが必要です。

ドラッカーは以下のように言っています。
 「成果をあげるには、人の強みを生かさなければならない。
  弱みからは何も生まれない。
  結果を生むには、利用できる限りの強み、
  すなわち同僚の強み、上司の強み、自らの強みを
  総動員しなければならない。」

会社が組織として意味があるのは
みんなの「強み」を集めることです。

すると
 ・自分の「弱み」は、誰かの「強み」がカバーしてくれ、
 ・自分の「強み」は、誰かの「弱み」をカバーする

となります。

これが理想です。
そして、これができると
組織としての「強み」として発揮することができます。

でも、もし..
 ・自分の「強み」がわからなかったら?
 ・相手の「強み」がわからなかったら?
 ・同僚の「強み」がわからなかったら?
としたら、どうでしょうか?

誰もが、自分の「強み」は何かと明確になると
組織の中での仕事の組立てが上手くいきます。

逆に、「強み」と言っていたのに
人と比べて「強み」と言えるレベルになと
悲しいことになります。

これからは、
人も組織も、「強み」を意識することが必要です。