「現場の知恵」を蓄積・活用する「考動知図」

「現場の知恵」を積上・活用する「考動知図」(こう・どう・ち・ず))

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社員の戦力化

強みと弱みの出発点は単なる「違い!」

図解:強みと弱みの出発点は単なる「違い!」

強みと弱みの出発点は単なる「違い!」

人材育成で考えることは
 ・強みを伸ばすか、
 ・弱みを克服するか
といいことです。

「強み・弱み」とは何でしょうか?

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  「強み」を考えると!
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「強み」とは何でしょうか?

「強み」は、相手と自分との間で生まれます。
「強み」は、相手から見た、その人の個性です。

「強みを感じる個性」とは?
 相手にとって、
  ・現在の自分に価値があると感じる「魅力」
  ・自分の未来を変えてくれる「可能性」

そして、一番大切なことは
相手が感じている自分の「強み」を
自分が意識しているかどうかなのです。

自分が意識しないと、
「強み」としての価値を正しく発揮することができません。

「強み」は、相手から見たと言いました...

そうです、
「強み」は相手との関係で生まれます。
相対的なモノなのです。

簡単な例を考えると..
激辛ラーメンがあったとすると
 辛いものが好きな人には、「辛さ」は強みになります。
 辛いものが苦手な人には、「辛さ」は弱みになります。

「弱み」も、相手によって、
場合によっては「強み」になります。

「強み、弱み」の関係は、その程度なのです。

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  「違い!」が、「強み」と「弱み」の源(みなもと)
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どうしたら「強み」を作ることができるのでしょうか?

はじめは、単なる「違い」からスタートします。
「違い!」は、個性でしかありません。

その違いに「解釈」を与えると「強み・弱み」となります。

「違い!」に対して、

はじめは...
裏付けのない自信、思いこみ
でも、そこが出発点です!

出発点では、強い弱いの「強い」ではありません。
でも、何年もその「強み」を意識して磨くことで、
強い弱いの「強み」になります。

そして、気をつけないといけないことは
「強み・弱み」は、社会の変化とともにかわっていくことです。

電卓が一般化する前は、
ソロバンの技術は経理部門で働く人にとって
必要な技術でした。
経理部門に採用されるための「強み」となりました。

でも、今は...
そろばんだできる、できないは関係ありません。

「強み・弱み」は、相対的であり変化するものです。

自分で意識して、
「強み」として認識してくれる相手に対して、
最大限に発揮する環境を創ってアプローチしましょう。

はじめは単なる解釈の違い、
それが思考・行動に作用し結果を変えて行くのです。

熟練者に依存する体制は業績の上限を決める!

図解:熟練者に依存する体制は業績の上限を決める!

こんな体制になっていませんか?

 ・工場で、熟練者に依存する体制になっていたら?
 ・営業で、優秀な営業マンに頼っていたら?
 ・経理で、長く勤める経理マンに頼り切りになっていたら?

もし、その人に
 ・辞められたら?
 ・通勤途中の事故は?
 ・病気で長期入院したら?
そんな危険はありませんか?
このままで良いでしょうか?

できる人、熟練者に頼ったままだと
どうしてもその人に
 ・過度の作業の集中
 ・過大な成績の期待 
となります。

作業が集中し
常に納期やノルマ、時間に追われ、
後継者を育てる余裕が生まれてきません。

問題なのは..
 ●熟練者の作業量が...受注量・売上の上限になってしまうこと
 ●熟練者の熟練度が...品質・精度に大きく影響する
と言うことです。

会社の業績を伸ばすためには、
熟練者に頼る体制を改めなければなりません。

そして、最も怖いのが..
突然の退職です。
 ・工場の技術が辞めれば、技術力は下がります。
 ・優秀な営業マンでは、営業力がガクンと落ちます。
 ・何でも知っている経理の人が辞めると..

今いる優秀な社員が「いなくなったら?」と
頭の中でイメージしてみませんか?

解決策は..
どん仕事も、小さな単純作業に分解することができます。
小さな単純作業なら新人でもすぐに習熟させられます。

出来ない部分、習熟の必要な部分は、
組織でバックアップすることが考えられます。
新人営業マンには、営業ツールで下駄を履かせられます。

ある化粧筆のメーカーは、
生産の最初から最後までを80の工程に分けました。
全行程を一人の職人に任せきりにすると
一人前の技術を習得するまでに10年、20年とかかります。

でも、80の工程に分けることで、
一つの工程を習熟させるには1週間程度でできるようになりました。

それができると新人でも、その部分の即戦力として働けるということです。

すると..
どう頑張ったら、技術者になれるか!
目指す道筋が見えることで、意慾も高まりました。

自分が、優秀な技術者になるための
ロードマップが見えるからです。

20年、30年の経験の長い職人さんに頼り切っていたころは、
職人さんがダメだと言えば、それ以上踏み込めませんでした。
「素人が何言っているんだ!」とお終いにまります。

これだと個人が一人でコツコツやるのなら良いでしょうが..
工場として機能しませんし、
安定した品質の製品を安定して供給することは難しくなります。

全工程を小さな作業工程に分け、練習方法を定義したことで、
職人任せで見えなかた仕事が「可視化」できました。

「可視化」することで、
 ・どこを、どう改善すればよいか?
 ・どの作業が遅れているか?
などという工場の管理に必要な情報が得られ、
先手先手と手を打つことができるようになりました。

仕事の「仕組み化」をすることで、
個人の力の合計の会社の実力から脱皮しましょう。

ハローワークから来た新人に
会社のノウハウを教えて、「できる人」に育てて
業績を上げられる体質に移行することが必要です。

現場の仕事を小さな作業に分解することから始めましょう。
それに必要なスキルは論理思考です。

論理思考は、誰でも知って練習すれば誰でもできるようになります。

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■論理思考講座

講座テーマ
「論理思考力の養い方と活かし方」
 
●日時 2018年7月25日(水) 10:30-16:30
●会場 [東京・大井町]きゅりあん4階 第3グループ活動室

  申込・詳細ページ
  http://www.johokiko.co.jp/seminar_chemical/AC180711.php

講師割引申込書(10,800円引きとなります)

  お申込みは info@teoria.co.jp

必要なことは「強み」を発見して・育てること!

図解:必要なことは「強み」を発見して・育てること

必要なことは「強み」を発見して・育てること!

ドラッカーは「仕事の哲学」という本の中で
このように言っています。

『強みを生かすことによって、
  「個人の目的」と「組織のニーズ」を結びつけ、
  「個人の能力」と「組織の業績」を結びつけ、
  「個人の自己実現」と「組織の機会」を結びつける。』

これからは、目の前の事に一生懸命やっているだけでは
期待される成果をあげることができません。

単純作業員として時間給をもらうには良いかもしれませんが、
ビジネスマンとしては評価されません。

自分のもっている「強み」を軸として
自分の出番をプロデュースしていくことが求められます。

自分の人生は、主体性を持って取り組むことからしか築けません。
そのために必要な事は、自分を活かす「強み」です。

でも、おぼろに自分の「強み」を夢想してしても..

見つけることができません、時間が経過するだけです。
何も変わりません。

あなたは
自分の「強み」を正しく理解していますか?

「強みは何ですか?」と尋ねると..

私には、「強みなんてありません」と
「できない」ことに悩む人が多いのが現実です。
 ・学歴が無い
 ・経験も無い
 ・誇れる実績が無い
 ・人付き合いが苦手
  ....などなど..
弱い所が、たくさん出てきます。

自分の「できないこと・弱い所」にばかりに
目がいってしまいます。

そして、
 「このままじゃダメだ、何とかしたい」
 「もっと活躍したい」
と悩みます。

でも、「弱み」ばかりの人はいません。

他人から見たら、
 ・ここイイじゃないですか!
 ・これって、他の人には真似できませんよ!
 ・こんなことできるなんてすごい!
という所があります。

他人から見たら、良く見えます。
「強み」は、他人には見えやすいんです。

「強み」を発見することで、
自分がどこに向かって行ったら良いか見えてきます。

すると...
目指すべき目標をたてられます。
頑張り方が見えてきます。
応援してもらいやすくなります。

最初は、リトルリーグレベルの「強み」でも、
5年、10年、15年、20年..と続けることで、
この仕事は「○○さんに頼もう!」と言われる
競争力のある「強み」に成長させることができます。

これを私は
「強み積み上げ」と言っています。
日々の仕事の現場での失敗や成功、問題、悩みからの
「気づき」を書き溜めておくことです。

仕事の現場での経験を、ソリューション(問題解決手法)として
 ・人に教えられるように、
 ・問題解決で使えるように
蓄積していると、必ず役に立ちます。

定年退職した人にもったいない人がたくさんいます。
素晴らしい経験をし、実績もあるのに、
若い人に教えられないんです。
ソリューション(問題解決手法)として蓄積していないんです。
場を与えられれば、言える・実力発揮できると言っても、
何ができるか発信しなければ声はかかりません。
もったいないです。

経験したことを、言葉にして記録することで、
客観的になれ、そこから何を学べるか見えてきます。
それを長く続ければ、次第に積み上がって行きます。

面倒くさいと言葉にして書き溜めておかないと、
10年、20年すれば完全に忘れます。
記憶の内容もあいまいになってしまいます。
これでは役に立ちません。

記録する。
これが大切です。

それと、もう一つのアプローチがあります。

それは、自分の「弱み」にフォーカスすることです。

『火天の城』(かてんのしろ)という映画のなかに

  『不器用は、宝だ!
   不器用者は、工夫して努力する。
   毎日、コツコツとやっているうちに
   心で計れるようになる。
   体で感じられるようになる。
   不器用を喜べ。
   なあに、昔、棟梁に教わったんだ。』

こんな言葉があります。

これは、まさに自分の「弱み」をコツコツと克服することです。

時間がかかるでしょう。
器用な人が簡単にやることでも、
不器用な人は何倍もの時間がかかります。
でも、時間をかければ器用な人よりも上手くなる。
ということだと思います。

焦らず、時間を味方にして取組みましょう。
悩んで考えることが多いと思います。
でも、その時間が大切何だと思います。

私が図解をやった理由は、人に上手く伝えられなかったからです。
上手く話せないので「紙にしゃべらせる」という意識で
分かりやすい提案書を目指していました。
分かりやすくするためにどうしたら良いか?、
悩んで考えて図解に進んできました。
今でも、人前で話すのは緊張します。
下手です。
それを補うために分かりやすい図解を続けています。

そして、自分の「弱み」を克服できたら、
同じ悩みを持つ人の応援ができます。

同じ方法論で解決できない場合でも
自分のやって来たことを参考にしてもらえます。
 ・何が分からないか
 ・何ができないか
理解してあげられます。

これが良いんだと思います。

そして、次は「弱み → 強み」への変換です。
視点を変える・場所を変えると..
克服した弱みは「強み!」になります。

この「気づき」で、大きく目の前が広がって行くと思います。

自分一人で悩まず、自分の「強み・弱み」を
誰かに相談してみましょう。
そして日々の仕事の現場での「気づき」を書き溜めましょう。

自分の「強み」を発見でき、「強み」を成長させられます。

会社も、個人と同じです。

3年以上続けてこれた会社なら必ず何か「強み」はあります。
取引先に「なぜ、うちから買うんですか?」と聞いてみましょう。

会社の「強み」が見えてくるかもしれません。

上司の2つの大きな仕事!

図解:上司の2つの大きな仕事

上司の2つの大きな仕事!

上司は、
 ・何のために存在するのでしょうか?
 ・どんな役割を持っているのでしょうか?
 ・何を期待されているのでしょうか?

上司の部下に対する役割を考えてみましょう。
考えると、いろいろあると思います。

でも、整理すると
以下の2つに分類することができきます。

 1.部下のスキル(能力)アップ
 2.部下のモチベーション(意欲)アップ

それそれを、このように整理してみましょう。

————————————-
 1.部下のスキル(能力)アップ
————————————
 能力を上げる手助け
 キャリアプランの支援
 能力を発揮する環境を創る
 他と組み合わせて可能性を広げる

 能力を発揮する環境をつくる

————————————-
 2.部下のモチベーション(意欲)アップ
————————————
 意欲を高める手助け
 目標立案と達成の応援
 能力を100%発揮させる精神状態へ
 成長への意識付をする

 やりがいを実感させる

要するに、
 ・組織の機能を高めて、
 ・業績としてのアウトプットを大きくする
ことです。

そのために、
部下を上手く使って実現することを期待されているのが上司です。

部下がやる気を出して100%能力を発揮することと、
それを発揮する環境が成果につながります。

社員を即戦力化できない本当の理由

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社員を即戦力化できない本当の理由

組織として現場の仕事を社員に教える環境がない

「できる」と思って採用した人が期待外れ..
そんな体験はありませんか?

期待できる学歴があり
社会経験があり
同業他社での経験年数があり
物腰・押し出し・弁もたつ..

期待して現場に入れた
でも、期待した通りの結果をだしてくれない。

経営者としては、
 ・期待通りに動いてくれない、そんなこと常識だろう!
 ・しっかり結果を出して欲しい、もっとやる気を出せ!
というように思っていまいがちです。

新人を現場に入れて育てるときの2つの問題

多くの会社にある問題です。

1.教える内容を現場に丸投げ
 
  OJTと言って、現場管理職に
  新人教育を丸投げします。
  忙しい中、工夫して教えるのですが、
  誰もが、
  自分の知識・経験からしか教えられない。

  だから、
  教える内容・教え方に大きな差がある。

  優秀な人の下なら、成長が早く
  優秀で無い人の下だと、戦力になる前に辞めることも。

  よく、教え方が悪いと担当者を責めますが
  教える内容が定まったいないので、
  教え方以前の問題です。

2.成長の筋道が計画されていない
  
  教える内容が定まっていないので、
  もちろん、  
  教え方も定まっていない。
  
  何を、どうやって覚え、できるようになっていくのか、
  習熟度を確認できない、指導が思いつき..
  になってしまう。

  その結果、
  結果の数字で、もっと頑張れと言うしか無い。

この状態では、いつまでたっても新人を戦力かできません。

その原因は、
    組織として
   現場の仕事を社員に教える環境がない

これです。

要するに、現場の仕事を教えられないんです。
そのためのマニュアルが無いんです。

マニュアルと言うと、人をロボット化して
人間性を無くして、指示通り動かすという偏見があります。

本来は、
現場の仕事の知恵を積上げたノウハウ集です。

どうやったら良い仕事ができるか!
 ・成果の上がる手順(プロセス)
・上手くやれる方法(コツ・工夫)

を、文書化したものです。

それは、
 ・社員に仕事を教えるテキスト
  これを元に、新人に仕事を教え一定の成果を出させます。
 ・業務改善の土台
  現場での発見を元に、そのノウハウを書き変えていきます。

そして、これが実現できない理由は3つあります。

1.可視化できていない
  自分の担当部分しか知らない
   ・人によって見えるモノが違う
   ・全体最適の対策を立て難い

2.共有化できていない
  組織として共通認識が持てない
  ・会議で議論が噛合わない
  ・知恵・技術の伝承が難しい

3.標準化できていない
  人によってやり方がバラバラ
  ・成果のでる手順(プロセス)?
  ・上手くやる方法(コツ・工夫)?

こうなっている場合が多い。
これだと、新人を即戦力化することは難しい。

社外研修に出して、モチベーションアップしても、
モチベーションアップで改善できる部分しか良くならない。

必要なことは
自分の会社の仕事を教える研修!

実は、この状態で最も問題なのは..

優秀な社員が辞めると、
業績がガクンと落ちること。

中小企業の場合は、
社長が一番仕事のできる人。
その社長が病気やケガで現場に出られないと、
事業がとん挫してしまう。
指示しないと回らなくなる。

10年、20年やってきても、
順調に成果を上げられるようになっていても。
何年も勤めた管理職がいても..

社長がいなくなると、
あっというまに事業が成り立たなくなる。

経営幹部に頼り切っていると..
独立されたり、同業他社に引き抜かれると悲劇。

要するに、
優秀な個人に頼り切っていてはダメ。

新人を即戦力化することができると言うことは、
会社にノウハウが蓄積されていて、
それを段階的に教えられるということ。

それができれば、ハローワークで採用した普通の人に
「仕組み」の下駄をはかせて優秀な働きができるようにできる。

スタッフの「洞察力」を高める方法

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スタッフの「洞察力」を高める方法
(現場にいて気づく社員、気づかない社員..その違いは?)

指示されたことしかできない社員はいませんか?

上司の立ち場では、
「それぐらい、気をきかせてくれ!」と
苛立ちを感じたことはあると思います。

仕事の現場には
 ・気づく人
 ・気づかない人

がいます。

やる気の問題なのでしょうか?
確かに、やる気は重要です。
嫌々やっていては、何も得られません。
でも、「やる気」があれば、気づけるでしょうか?

能力の問題でしょうか?
優秀な人なら放っておいても大丈夫かもしれません。
でも、目の前の作業だけを教えられていたとしたら?
指示されたこと以外はできません。

それに、優秀な人ばかりを集めようとしても無理です。
優秀と言いう基準も、会社ごとに、職種ごとに違います。

会社が組織として、社員の気づきを高めるための
方法は無いのでしょうか?

ハローワークから採用した普通の人を
気づいて、考えて、動ける社員にしたい!
これが目標です。

社員の洞察力を高める方法として2つあります。

簡単に言うと「気づく」ために、
   考える材料を与える
ということです。

その考える材料とは
 1.仕事が見える「仕組み」を共有する
 2.「理念」を具体化して共有する

この2つです。

1.仕事が見える「仕組み」を共有する

  自分の担当部分しか見えないと..
  自分がやる作業しか分かっていないと..
  「気づけ、考えろ」と言われても無理です。
  考える材料が無いからです。

  必要なことは、仕事の全体を俯瞰して見ることです。
  その上で、今現場で何が起こっているのか?
  それは、全体の中でどういう意味があるのか?
  考えることが必要です。

  現場の仕組みからボトムアップで気づくために、仕事の全体を理解する必要がある!

 2.「理念」を具体化して共有する

  会社の壁に「顧客満足度No.1」などの理念が額に入って飾られていませんか?
  「顧客満足度No.1」で、わかるでしょうか?
  わかる場合もあるでしょう。
  でも、これでは具体的にどうすることか分かりません。
  担当者によって、理解が違い、行動が違うということが起こります。

  例えば..
  電話でクレームがきました。
  それは、マニュアルに書かれていないクレームでした。
  では、どう対処するか?
  上司がいれば聞ける、いないと聞けない。
  すぐに対処しないといけない。
  その時に、クレームマニュアルに書かれている対処方法や事例から
  クレーム対応の「思想」を読みこんで、対処を考える。
  これができるようになることが基本です。

  でも、「顧客満足度No.1」と言うようなうわべだけの理解では
  応用がききません。

  普段の現場で、自分で考えて対処する必要があったときに、
  理念をエピソードで理解していると、応用がききます。 

  理想・理念からトップダウンで気づくために、理念をエピソードで理解しましょう!

この2つが、考える社員、気づく社員を育てるために必要です。

でも、問題なのは..

社員を、単なる作業員として扱うことです。
 ・指示した通りに動けば良いんだ!
 ・余計なことを考えるな!

これでは、社員は単なる機能です。
安く使えれば誰でもいいとなる、
代替えが簡単にできる作業員です。

こう扱っておいて、
 ・考えろ
 ・気づけ
と言っても無理です。

考える材料もなければ、考える意慾も湧きません。

人は、誰でも
 ・良い仕事をしたい
 ・人に喜んでもらいたい
 ・自分も成長したい
と思っています。

でも、それができる環境がなかったり
それをやり続ける文化が無かったりすると、
一人で頑張れる人は少ないのが現実です。

会社が、組織として応援することで
多くの人が優秀な人へと変身します。

ユーチューブ

部下指導の進め方「やってみせ、言って聞かせて..」

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部下指導の進め方「やってみせ、言って聞かせて..」

部下の指導方法と言うと、
  「やってみせ、
   言って聞かせて、
   させてみて、
   褒めてやらねば
   人は動かじ。」

という山本五十六の名言があります。

  ※上杉鷹山(うえすぎ ようざん)の
   「してみせて 言って聞かせて させてみる」
   の影響を受けたと言う説もあります。

山本五十六の名言から、部下指導を具体的に考えると

(目的)なぜ?、それが必要なのか教える
(実演)一通り全体をやって見せる
(説明)手順と注意点、期待する機能を説明する
    ・成果の出る「手順」...結果につながるプロセス
    ・上手くできる「方法」..注意点・現場の知恵
(試用) そばについて教えながら一人でさせてみる
(評価)上手くてきた所を褒めて、弱い所を指導する

そして、継続的にやらせて応援する。

という手順です。

ここで問題なのが..

1.仕事の目的を明確に教えられるか?
  単なる作業として教えるだけでは
  ロボットになってしまいます。
2.成果の出る「手順」は明確なのか?
  会社の標準として教える内容が確立していないと..
  教える人によって、手順が違う場合がある..
3.上手くできる「方法」は明確なのか?
  会社の標準として教える内容が確立していないと..
  教える人によって、方法が違う場合がある..
4.会社の標準が決まっていないと評価できない
  教える人によって、大きくぶれる

これです。

よく、部下を指導する、管理すると言いますが、
 ・指導内容が確立していない
 ・管理基準が確立していない
場合が多いのが現実。

イヤそんなことはない..と反論が出ますが..

Aさん、Bさん、Cさんと
管理職が違うと、指導内容も管理基準も違う。
その違いは、会社として標準が決まっていないので
各自が自分の知識・経験から「こうすべき!」と考え
独自にやっているだけ。

だから..
優秀な人の下に新人を入れると、早く育つ。
でも..
優秀で無い人の下に新人を入れると、育つのが遅い
悪い時は、「使いえないヤツ!」と言って潰してしまう。

あなたの会社の標準は決まっていますか?

教育で「気づき」を計画し成長を早める

20140315a

教育で「気づき」を計画し成長を早める

教育しないで放っておくと..
試行錯誤して自分で気づき成長していく。
 ・優秀な人は、気づきが多く成長が早い
 ・普通の人は、気づきが少なく成長が遅い

社員の採用は先行投資

投資の回収前に辞められたら..
投資はまったくの無駄!

いかに早く投資に見合う回収をするか!
社員研修は、そこがテーマ

では、
 ・何を?
 ・どうやって?
教えるのか?

●何を教えるか
 ・優秀な社員の考え方
   現場で考える材料、判断の基準
 ・優秀な社員の行動の仕方
   成果の出る手順、上手くやるコツ

●どう教えるか
 ・マニュアルで教える
  仕事を俯瞰して見せ、
  自分の担当分野の位置を教え
  上流・下流との関係を教える
 ・マニュアルがあることで
  教える内容の漏れ・整合不良が無くなる
  しっかり教えることができる

マニュアルと言うと..

  要するにマニュアルでしょ!
  マニュアルでは
  ・モノは売れないよ!
  ・良い仕事ができないよ!
  ・お客様に満足してもらえないよ!

という反論がかえってくる..

マニュアル問題は
現場を知らない人が
少しの取材と想像で創ったので現場に合わなかった。
そして、この通りにやれと社員をロボット化しようと
いたことにある。

これではマニュアルが可哀そう。

本来のマニュアルは
 ・会社のノウハウ(知的資産)
 ・仕事の基本を教えるもの
 ・強制ではない
 ・現場に合わせて改定するもの
 ・現場担当者の発案で改訂していくもの

マニュアルで基本を教えて、
社員を即戦力化して
個性や応用を伸ばしていくことに
エネルギーを使う。

それが本来のマニュアル!

..と考えています。 

会社は、売上・利益に貢献できる人材が欲しい

20140314e

会社は、売上・利益に貢献できる人材が欲しい

●会社の原則1
お客様が
商品を買って、
お金を払った時点で、
会社にお金がはいる!

●会社の原則2
会社に入ったお金で
商品を仕入れ
給与などの経費を支払
会社を運営していく!

●会社の原則3
会社にお金が無いと
商品を仕入れられない
経費を支払えない
会社を運営できない!

あなたは、会社の売上・利益に対してどのように貢献できますか?

会社運営の基盤は、必要経費以上の売上を上げ続けること!
会社は、社員に売上・利益に貢献できる人材であることを期待している!