「現場の知恵」を蓄積・活用する「考動知図」

「現場の知恵」を積上・活用する「考動知図」(こう・どう・ち・ず))

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言葉の精度を上げないと上司の指示が伝わらない

図解:言葉の精度を上げないと上司の指示が伝わらない

こんな社長の悩みがあります。

 ・なぜ、社員が指示通り動かないのか?
 ・なぜ、社員が期待に応えてくれないのか?

どこにでもあります。
何とかしたいと思います。

その原因として、
こんな言葉を使っていることがあります。

 ・お客様目線で考えよう
 ・お客様の立場に立って考えよう
 ・当事者意識を持とう
 ・もっとよく考えよう
 ・ゼロベースで考えよう
 ・危機感を持て
 ・しっかり仕事をしてくれ

これで伝わるでしょうか?

例えば
「しっかり仕事をしてくれ」という言葉ですが、
これを聞いた部下は、
 ・何を
 ・どう
行動するでしょうか?

仕事と言う作業行動はありません。

様々な作業の積み上げで「仕事」が成り立っています。

営業もあれば経理もあり、入庫・出庫もあります。
営業職としても、見積、提案、請求などがあり
もっと細かく言えば、訪問があり電話があり、
事務作業があります。

小さく分けていくと、誰でもできる単純作業になります。

小さく分かれば誰でもできる作業なのに、
成果が上がる、上がらないの違いが生まれます。

その違いは、どこにあるのでしょうか?

理由は
 ・小さな単純作業の、作業品質が違う
 ・小さな単純作業の、組み立てが違う
ということです。

できる人は、
解像度高く仕事を見ることができます
 ・正しい現状分析ができる
 ・成果につながる組み立てができる
ということです。

できない人は、
高い解像度で仕事を見ることができません。
高い解像度で仕事を見るという意識もありません。
教わったやり方、過去に成功したやり方で
どうするか決めているにすぎません。

そこに、経営者や管理職が
抽象度の高い言葉で、指示命令しても
理解の個人差が大きすぎて指示になりません。

「伝えること」の目的は
「相手の行動に変容を起こすこと」
「伝わる言葉」が大切です。
 
でも..
抽象度の高い言葉では?..

 ・人によって行動が違う
 ・行動が違うから結果が違う

ということが起こります。

それはごく自然のことなのです。

言葉の精度を上げることで、伝達力が高まります。

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■ 2021年2月開講 「現場の知恵」で競争力を高める方法
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●開催日時
 2021年2月24日(水)~25日(木)

●会場 
株式会社 久喜菖蒲工業団地管理センター  研修室

●案内PDF
 http://www.kukishobu-ipwc.co.jp/r2-25p.pdf

上司の指示は完全ではない

図解:上司の指示は完全ではない

上司の指示を受けて、言われた通りに行動したのに
「違う!」と言われたことはありませんか?

「そんなこと、聞いてないよ!」と反論しても
ダメです。

上司の立場としては
依頼する内容を1~10まで具体的に分かりやすく
指示していては日が暮れます。

そんなことするくらいなら
「自分でやった方が早い!」となります。

何のために部下が存在するのか?!

それは上司の仕事を分散して
 ・より大きな仕事に取組む
 ・より効率よく成果を出す
 ・よりたくさんの仕事をして業績を上げる

ためです。

そのために、部下の指導も上司には必要です。
1~10まで教えないと期待通りに動けない
部下では役に立ちません

自分の時間を消耗するだけです。

上司が期待することは
 ・簡単な指示で
 ・こちらの期待を汲み取って
 ・不足した情報を補って
期待する行動をして成果を上げてくれることです。

要するに優秀な部下が欲しいのです。

部下の立場では
上司の指示の不足を補うことが必要です。
「聞いてない!」と言うより
指示に省略されていることは何か?
 ・手順や因果関係の省略は?
 ・構成要素の省略は?
と事実や背景から指示の内容を補って
上司に確認をとりましょう。

「聞いてない!」という同僚に
大きな差をつけることができます。

「ローカル・ルール」が生産性と業績に大きく影響する

図解:「ローカル・ルール」が生産性と業績に大きく影響する

同じ会社にいて、同じ職場にいて、同じ仕事を一緒に
やっているのに...

実は、作業に対する考え方ややり方が違う場合が多いんです。

Aさんは、俺は、こうやっている..
Bさんは、私は、こう習った..
Cさんは、このやり方が、正しい..

というように、
みんな自分のやり方が一番良い方法だと疑いません。

新人をつけると
自分がやっている「やり方」を教えます。
そして、その通りに新人が育ちます。

これだと、早期に育つ人と
なかなか一人前にならない人の差が付きます。

管理職が、「お前の教え方に問題があるのでは?」と
指導が入るのですが..

問題は、
教え方の前に、教える内容が違うということです。

お店の例では
店長によってお店が大きく変わります。

売れない店に、
できる店長を入れて立て直しをすることがあります。

その結果、お店の立て直しにつながることがあります。

店長によってお店のレイアウトやディスプレイ
品揃え、価格帯別の商品種類などなどお店作りを変えるのです。

この2つの例を考えると問題なのは

  会社が、
  組織として、
  仕事のやり方を、
  コントロールしていない。

ということです。

できる個人、優秀な社員に依存すると危険です。

その優秀な社員が辞めるとガクンと業績が下がります。
そこから優秀な社員が育つまで時間がかかります。

店舗別・部門別・担当者別の「ローカル・ルール」がはびこると
「俺のやり方が正しい」
「このやり方の方が、生産性が高い」
などの部門間、担当者同士の対立やトラブルにもつながります。

それらはすべて、組織としての経済的な損失につながります。

図解思考では現状を「観察」することから始める

図解:図解思考では現状を「観察」することから始める

図解思考で目指しているのは

 ・現状を正しく理解し
 ・目指す目標を定め
 ・実現のための行動を組立てる

ということです。

そのために、思いつきや当てずっぽうではなく
目標実現のための行動を組立てることです。

そこで、最初に必要なことは
現状を正しく確認することです。

現状の確認の特徴は
 ・見える現象
 ・見えない原因
があることです。

これを考える言葉が「観察」です。

 ・観:現象を観る
    観光の「観」
    見えている現象をしっかり見ること

 ・察:見えない原因を察すること
    おしはかる、推測すること

この「察する」能力に大きな個人差が出て来ます。

私が、図解を始めたキッカケが
この「察する」ことの必要性を感じたことでした。

相手の言っている言葉を一言一句、漏れ落ちなくメモし
要求されたことを満足させたと…
自分で思っても。

相手の抱える背景や過去の経験を把握が必要です。

相手の発言の言葉だけでは正しい把握はできません。

そのために図解を使って
 ・問いを立てて自他に質問する
 ・構造で考えて想像を広げる
ことが役に立ちます。

会社に「現場の知恵」が積み上がらない理由

図解:会社に「現場の知恵」が積み上がらない理由

現場から帰ってきてパソコンに向かっていると..

上司に、このように言われることがあります。
 ・さぼっている暇はない
 ・さっさと仕事をしろ

現場で「作業」を長くやって管理職になった人は、
机に向かっていると遊んでいるように見えます。

担当者自身でも
早く現場に戻らないと..
仕事をまわしていけない場面はたくさんあります。

落ち着いて考えている時間はありません。

そうなると..
現場での「気づき」を書き溜めることができません。

後でまとめよう
と先送りしているうちに日がたちます。
面倒になってしまいます。

書くと言うことは、
考えて言葉で表現すると言うことです。
 ・何を書こうか
 ・どう書こうか
 ・上手く表現したい
と、ああでもないこうでもないと悩みます。

単なるメモでも役に立つのですが
ほかの人の役に立つものを書こうとすると
かなり厄介です。

現場での
 ・仕事のやり方
 ・細かな手順
 ・起こった出来事
 ・気がついたこと
 ・どうやれば改善できるのか?
頭の中で繰り返し考えることになります。

ああでもない、こうでもないと
いきつ、もどりつ悩むことで
問題点や改善点が、だんだんと見えてきます。
でも、時間がかかります。

現場で気づいてことを
ほかの人の役に立つ
「現場の知恵」にまとめるということは
決まった形式の報告書を効率的に書くのとは違います。

事実をもとにして、
自分の意見をまとめる作業です。
外から見ただけでは
 ・まとまらない時間
 ・何も生みだしていない時間
というように感じられてしまいます。

でも、この時間が無いと、
現場で得たちょっとした「気づき」を
次に使える「現場の知恵」として
書出し高めることができません。

紙に書き出さないので
 ・他の人に伝えることが難しくなります
 ・他の人に試してもらいにくいので
 ・再現性を検証することができません
 ・バージョンアップすることができません
 ・会社に積上げることができません
全て個人の頭の中にあるだけです。

これでは、会社に「現場の知恵」が残りません!

その結果、
優秀な人が辞めると、その人の頭の中にある
「現場の知恵」が無くなってしまいます。

会社にとっては大きな痛手です。

「現場の知恵」を組織として蓄積していなので
新人を採用しても計画的に教えることができません。
現場に入れてOJTと言って中間管理職に丸投げです。
成長までに長い時間がかかります。

そんな会社の社長は、10年たっても、20年たっても
「優秀な人が欲しい」と言い続けることになります。

そこで「優秀の定義」を聞くと
何もありません。
要するに
 ・何も教えなくても
 ・自分で考えて
 ・社長の時々に変化する要求に応える
 ・不平や不満を言わない人
というようです。

そんな人、ハローワークから採用できません。
いません。

そして、10年たっても、20年たっても
「優秀な人が欲しい」と言い続けることになります。
進歩がありません。